A Chance meeting
2016年10月26日(水)
今日は師匠George Na'opeの7回目の命日。
昨夜のお稽古のときからHālauにはお線香を焚いた。そのお香は京都の仁和寺で手に入れた不思議なもの。普通の線香なのに、火をつけて燃えていくと、残った灰に仏様とお経の文字が浮かびあがるというもの。皆は珍しがって覗きこんでいた。
月曜日あたりから、なぜかアンクルジョージの事を話題にしたり、思い出したりするので、「あ~命日だ」と気づいた。
世の中には「偶然の出会い=a chance meeting」というのがあって、私とアンクルとはまさにそれであった。まったく見ず知らずの他人の家のおばあちゃんの家に連れて行かれるようにしていって、そこでアンクルを紹介され話をしているうち、彼の前でHulaを踊る事になり、(しかもこの出会いはハワイではなく、この沖縄での事)気がつくと彼の魔法にどっぷりかかってしまっていた。私はハワイへ足繁く通い(サーフィンの仕事をしていたのが都合よかった。)彼から一対一でのお稽古を思いっきり楽しんだ。
朝から晩までアンクルと一緒だった。彼の指示通り、朝の8時には彼の家のテラスでお稽古が始まるので、10分前に車でそこへ着き、ストレッチをしていると、コーヒー片手に煙草をくゆらせ、アンクルが出てくる。Honiをして、お稽古の始まり。Pahuを叩きながら、何やらChantするアンクル。「ハイ、やってごらん。」アンクルのまねをしてPahuを叩き、何やらアンクルの言っていたChantの真似をしてブツブツ言うと、アンクルのしかめっつらが一気にくずれ「お前はおかしいねェ~」と大笑いするのであった。
そのあと、ひとこと、ひとこと意味を説明しながら教えてくれた。でも、それは紙に書いて渡してくれるのではなく、すべて耳から習った。
お昼になると私のドライブで近くのモールに行き、アンクルはギトギトの肉を、私は野菜の弁当(?)を買い、煙草の吸えるテラス席でランチをした。なぜかって、アンクルは食べているより、煙草をくゆらしている時間が長かったから。
いろいろな話をしながらゆっくりと昼食が終わると、次は“お昼寝タイム”に入る。アンクルを家まで送り、やっと自分時間ができる。
夕方5時頃家を出て、アンクルの家で彼を乗せ、Keauhouのホテルまで連れてゆく。きらびやかに着飾ったアンクルはもう先程までの派手なおじいちゃまではなく、きらきら輝くスターに変身しているのだった。
そのホテルで彼はエンターテイメントの仕事をしているのだ。彼のステージは楽しかった。ミュージシャンと共にウクレレを手に演奏したり、歌ったり、ジョークをとばし、観客の心をぐっとつかみ、Pahuを打ち鳴らし、イプヘケを叩きながら、Kahikoの解説をする。
ダンサーはU'ilani(私が居候する家の娘)とPili(アンクルの養子)。二人とも中学生になったばかりのまだあどけない可愛いダンサーだったが、U'ilaniの優雅さは大人顔負けで、Piliちゃんのコケティッシュな踊りに観客は湧いた。私は毎晩、ただでこのショーを見る贅沢を堪能していた。
あ~なつかしい!! アンクルとの思い出を語ったら、何日かかるだろう。とにかく山のような想い出がぎっしり私の心の中に詰まっている。今日は一日ゆっくりアンクルの事を考えて過ごそう。
Ka Papa PikakeではKamomiが皆を代表して、素敵なLeiを作ってきてくれ、皆でアンクルのOliをしてくれた。