素敵な出会い
東の魔女より久々にお電話をいただいた。
「雑誌の特集でとりあげる“ある方”と対談してほしい」との事。
東の魔女様のお申し出に断れるはずがない。(後ほど魔女同盟についてお話しましょう。)即「OK!」という返事をし、対談場所も「NL(ネバーランド)ではどうでしょう」と言ってしまった。何しろ出不精の私、ただ外出するのがイヤだっただけ。
いよいよその日がやってきた。よく晴れた日曜日の午後、約束の時間が迫ってきた所で心は焦り、自問自答を繰り返す。一応、前日までにネットで彼の事をリサーチしてはみたけれど、“どんな方だろう”“話があうかしら?”それよりも何よりも、NLを指定した私は何てバカなのかしら!! 素敵なインテリアのホテルのロビーとか、良い雰囲気のお洒落なレストランとかにすれば良かったのじゃないかなぁ~。あ~バカバカ!! そうこうしているうちに予定時間より15分早くドアベルが鳴った。
ドアを開けるとそこには久々のお顔、東の魔女ことユフコさん(雑誌モモトの記者)とチョージさん(モモトの編集長でもあり名カメラマンでもある)が汗をかきかき立っていらした。
とても暑そうだったので、最初にクールダウンしていただこうと“冷たいマンゴ”と超ケミカルなチェリーコークをお出ししたら、お二人はたいそう喜んで下さった。
三人で久々の再会のあいさつを交わしているうち、忘れた携帯電話をとりにいって遅れているという今日の主人公のキヨタさん(点描画家の大城清太さん)が風のように現れた。
凄い勢いで入ってらしたので印象は“孫悟空”。明るくって快活な方、もう昔からお友達という感じだったので、今まではりつめていた緊張の糸がプツっと切れた。
とても気さくにとめどもなく次から次へといろいろな話をしてくださる。
彼の話の中から、たくさんの共通点を見つけた。まず、ハワイ、サーフィン、自然崇拝、そういう繋がりでチョージさんとユフコさんは私に白羽の矢をあてたに違いない。
チョージ編集長は“George Na'ope . Spirits of Hula”というDVDを制作したクルーのお一人で(カメラマンとしてその制作に携わっていらっしゃった)、その際ハワイでUncle Georgeに出会っていて、チョージさんが沖縄から来た事を知ると、Uncle Georgeは“EKKO 知っている?”と聞かれたそうな。(この話を聞いて、Uncleはいつも私の事を想っていてくれたと思うと、胸が熱くなり、しみじみと又、Uncle Georgeが恋しくなってしまった。)チョージさんはその頃サーファーとしてのEKKOは知っていたけど、HulaのEKKOは知るよしもなかったはず、まさか同一人物だとは…。
キヨタさんもハワイではマカハやワイメアでサーフィンを楽しんでたNorth-shore族。私もよくそこでサーフィンをしていた。ユフコさんはボディーサーフィン、チョージさんはブギーボード、四人の共通点でユンタク(お話)は大盛り上がり。
そのうち、チョージさんは照明のセットを始めて、“そろそろ対談をしている写真を撮りましょう”と言われた。キッチンで立ち話をしていたので、リビングに移動してソファーに腰かけ、それは始まった。
まずキヨタさんが私にプレゼントだといい、素敵なお扇子を下さった。京都で制作したという。彼のデザインの入ったお扇子だった。“キャ~嬉しい!!”