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4.09.2021

Nū Hou Hālau

 【 E Ho‘i Mai I Ka Piko Hula -②】

2012年のWorld Invitational Hula Festivalに遠征した際にLanakilaが、撮った写真をきれいにまとめ1冊のアルバムにしてくれたのをもとに、このブログを書いています。

タイトルの”E Ho'i Mai I Ka Piko Hula"というのは、この大会のHawai'i語でのタイトルで、意味は"Hulaを原点に戻そう"というものです。
ハワイ遠征の際の必須は、Bishop Museum と Iolani Palace に行くという事。
毎年訪れてもMuseumの陳列やPalaceの陳列が同じ事はないので、絶対にHulaを学ぶ人には欠かせない場所なのです。

今週はBishop Museumの庭に咲くHulaの中に出てくる花々(植物)を掲載していますが、一昨年訪れた際にはハリケーンの後で庭にはほとんど植物がありませんでした。
だから今回の写真はとても貴重な物です。

またIolani Palaceも一昨年と9年前とでは、陳列物がかなり変っています。
(一昨年のKupuna Hula Festivalの遠征記も、もう一度見返してもらえるとそのちがいがよくわかると思います)


Bishop MuseumのHawaiian Garden 

(Ka’Ulu)→ カ・ウル
パンノキ(Bread Fruit)と呼ばれ、ポリネシアンがハワイへ移植したとされ、実際に食べられる。
成木に300もの実をつけるため、1本のパンノキがあれば一生まかなえると言われた。
私はLei'ohu Ryderの'Oahu島にあったMamaの家でのPā'ina(パーティー)で、このUluをごちそうになった。
オーブンで焼くと本当においしかったのを覚えている。
"E Ulu Chant"の"成長する"というUluには、オキナが使ないけど、’Uluのように大きくの意が含まれているかもしれない!!(沖縄でも見かけるよ)


(Ke Kupukupu)→ケ・クプクプ
私の庭にもあるタマシダと呼ばれているもの。
"Ho'i E"の中にも"Onaona i ke 'ala lau o Ke Kupuku"と唄われていて、’Olapaなら”あ〜なるほど!!”と理解してもらえるであろう。


(Ka Laua’e)→カ・ラウアエ

和名がオキナワウラボシという通り、沖縄には多く自生している。
Laua'eには"可愛いらしい"という意味がある。
かつてのWorld Invitational Hula FestivalでPoliが、Pakahi (ソロ) でGeorge Holokai師(Unclと並ぶ2大フラマスター)の作ったHula"Laua'e Ka Mana'o"を踊って賞を取っている。"Laua'e Ka mana'o e nou,nou e" とてもユニークなKahikoだ!!!



(Ka Hala)→ カ・ハラ
シマタコノキ(和名)、沖縄ではアダンとして知られる。
"Lei Chant "に出てくる。
 "Ke inu maila nā hala O Naue i Ke Kai"
砂浜に伸びたハラの足が、海の水を飲んでしまうという表現がおもしろい!!


(Ka 'Ilima)→ カ・イリマ
オアフ島の島の花。小さい花なのでLeiを作るには 1000枚もの花が必要。
フラの女神Lakaはイリマに変身したらしい。(沖縄では見たことがない。)


 

(Ka 'Awa) →カ・アバ(コショウ科)
Kawaともいう。
每年Hō'ikeの朝早く私は'Awaを作る。
ストッキングくらい細い目の網に入れ、お湯の中でその網をもむと'Awaの水が出てくる。
それを皆にふるまうのである。
'AwaはHawai'iのセレモニーには不可欠のものである。
緊張を和らげる弛緩作用があり、ハワイでは健康食品として人気があり、’Awaを飲ませてくれる"'Awa Bar”という店もある。


(Ka 'ūlei)→カ・ウーレイ
原産地はクック諸島、トンガ、 ハワイ島、カウアイ島・オアフ島。低木で固い材木。
Kahikoの"'ūlei Pahu i ta motu"でも森から固い木(’ūleiの事) をとってきて、カヌーを作る事が書かれています。
実際の木を見てみたいですネ!!


(Ka Maile) → カ・マイレ(ツル性)
ハワイでは大切な人に捧げるLeiの素材として、古くから用いられた。
2009年のKupuna Hula Festivalの会場で多勢の人の見守る中、 Uncle George Na'ope師匠から私とPoliにこのLeiをプレゼントされた。
師匠から弟子達にLeiをプレゼントされるなんて!!これが最初で最後だった。

彼は間もなく他界されたので、自分の死期を悟っていたにちがいない!!
Mahalo nō e Ke Kumu!!

 

(Ka Halapepe) →カ・ハラペペ
PepeとはBabyの事で、Hala=アダンの赤ちゃんという意味でHalaとよく似ているが、低木で絶滅危惧種。ハワイ島が原産地で沖縄にはない。

 
(Naupaka Kai) → カ・ナウパカ・カイ
現在マウイ島だけに350の個体が残るのみで絶滅危惧種に指定されているらしいが、沖縄のビーチで見た事があるような気がするが確かではない。乾燥した日差しの強い場所に自生するという。

 

(Ka Naupaka Kahakai) → カ・ナウパカ・カハカイ
沖縄にもある。コンベンションセンターの海側に行けば見られる。
私は大会遠征の際、このNaupakaを見かけるとHaumānaに"Naupaka Story"を聞かせるのが常。ビーチ・ナウパカとも呼ばれる。

 

(Ka Naupaka Kuahiwi)→ カ・ナウパカ ・ クアヒビィ
これは沖縄にはなく、マウンティン・ナウパカ(山のナウパカ)とも呼ばれる。
ビーチ・ナウパカが山間部に移って種分化したもので葉がビーチ・ナウパカより薄く、小さく固くなっているので、すぐ見分けられる。

Bishopの庭で植物の勉強をした後は、Lunch Time。
Bishopの中にあるカフェテリアで食事をした。おいしそうでしょう!!




おなかがいっぱいになったら、Bishopを去る前に出入り口にある売店を見てみよう。
日本では手に入らないハワイの雑貨や本、CDが満載!!
必要だと思う本やCDは躊躇なく買うべし(他では見つけられないことが多い)、ここで”Palaka"のシャツを見つけた。

Palakaとはハワイのチェック柄の布で、厚くしっかりしている。(きっとかつて労働者が着るので、破れにくくつくられたものと思われる)

1999年のKing Kamehameha Hula Competition in Japan(沖縄のコンベンションセンターで行なわれた初の大会)に出場した際には、このPalakaの布地をHawai’iで購入し、それを出場者全員分の衣装をPoliがデザインして、一人で縫いあげてくれた。

またKokua Kumuとして来沖したKumu Etua Lopes が、Hawai'i からクーラーBOXに入れて持ってきた花材で一人で全員分のLeiとKokoを作りあげてくれた。
Kumu EtuaはHawai'iでも有名なLei Makerとしても知名度が高く、その彼の作る素晴しい Lei'aiとKoko、そしてPoliの作った可憐な衣装は出場者達をいっそう際立たせたものだった。

Bishop Museumの次はCity Busに乗ってHonoluluに引き返し、Iolani Palaceの見学
だ。

緑の門にはハワイ王国の憲章(現在はハワイ州の憲章)が掲げられている。
Akoni Malacasが "Waipi'o" でも唄っている。
”Ua mau ke ea o ka 'āina i ka pono"(領土の主権は正義のもとに不滅である)


 Kalākaua王の就任式の際(後ろに写る円型の建造物)ガゼボの前で祝いのHulaを踊っている写真があるが、それの真似をして皆でHulaのポーズ!!

●Koa(木材)の階段

●電気のシャンデリアはIolani Palaceが世界初


●青の間

 
●憲章のレリーフ
 
●食事の間
 
厨房にある四角い木の棚。
左は食器が入っているが、なんと右側は食事を運ぶためのエレベーターだ!!
さすがのKalākaua王。”Mālamalama Hawai'i ei hei"と唄われるだけあるのだった。

●王座の間。国王と女王の冠が飾られていた。

 
●美しいバルコニー。
かつては Honoluluが見渡せた。ここでの悲しいStoryはHālauで話しましょう。

 ●王のBed room



 

●女王のBed room

 
 
●クーデター後、最後の国王となったKalākaua王の妹 "Lili'uokalani女王"が幽閉されていた部屋。女王の作ったクレージィーキルトが何とも物悲しい。
 

今週はここまで!!

紙面が少なくなったので、Iolani  Palaceの事はまたの機会にじっくりお伝えしましょう。
to be Continued!!(来週に続く)

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He ‘ili puakea.

(Skin like a white blossom.)
Said of a white person.

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