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10.30.2015

2015 K・H・F ツアーリポート 5 (最終回)

2015年9月13日(日)

先週はKaua'i島南端に位置するNational Tropical Botanical Garden(国立熱帯植物園)の中の“Allerton Garden”のリポートをしたが、ここはQueen Emmaが持っていた地所の一部だった。


Queen Emma(エマ女王)は、夫のカメハメハ4世(Alexander Liholiho)と幼い息子(Albert Edward Kauikeaouli)を両方とも亡くし、失意の中にいた時、Kaua'i島のLuhue(私達が滞在していた場所)やHanaleiを家族で訪れ、幸せな時をすごした事を想い出し、再びKaua'i島を訪れる。叔父の所有していたLawaiをとても気に入り、そこに別荘を建て、質素な服に帽子、ベール、手袋をつけ、庭師たちと並んで作業をしたという。園芸は女王の心を慰めるものだった。その土地が“Allerton Garden”なのだ。
日本人のガイドさんは私たちがHulaのGroupなのを知ると“一般の方には御案内しない場所があります。エマ女王の別荘です。”私達は彼女の親切な申し出に大きな感嘆の声をあげ、いそいそと彼女について行った。
“Allerton Garden”の側を流れるLawai川と海が合流する美しい場所にそこはあった。
“まるで夢のような所”(私の心の中で発した言葉!!)




緑のじゅうたんにそよぐヤシの木、その後ろに広がる美しい海。

手前はMr. Allertonの住んでいた家。



Allerton邸の隣にある小さな家(小屋といってもいいくらいの素朴な家にびっくり!!)、これがエマ女王の別荘。もっとも、この山の上の崖の上に立っていたのをMr. Allertonが今の位置に移したのだという。



エマ女王の家はもとはこの眺望の場所にあった。


エマ女王の植えたブーゲンビレア


Allerton邸の前にも植えられ、赤紫色のブーゲンが滝のように咲きみだれるという。(この時期、この場所にはまだ咲いていなかった。)

Queen Emmaは乗馬が得意だったといいます。彼女が馬で登り降りをした山には、細い石畳の階段が今でも残っています。こんなに細く、狭い幅の階段を高い馬の背にまたがって往き来したのには驚かされます。


彼女の別荘を後にして“Allerton Garden”に戻る途中、美しい竹林がありました。
これもMr. Allertonが竹林を通り抜ける風の音を楽しむために造ったもので、日本の仏像が静かに佇む様に、うっとりとしてしまいました。



Queen Emmaが手がけ、Mr. Allertonが仕上げたこの庭、今日も日系の女性の庭師が手入れをしているという。その方の家がGardenの隅にひっそりと建っています。


この美しい、Queen Emmaの想いのつまった“Allerton Garden”を散策すること3時間半。
私一人が思いっきり蚊にさされ、体中虫さされでポリポリとかきまくっていたが、皆、森林浴のせいか、とても元気!!
さぁ~緑のチャージが出来た所で、ここを後にしドライブに戻りましょう。




途中でお昼をしようとレストランを探すが、日曜なので、どこもお休み。
そこでスーパーマーケットのデリカで好きな物を買って、車で昼食と相成った。

その後はHanaleiまでドライブし、Poliahu Heiauを訪れ、エルビス・プレスリーのBlue Hawaiiのロケ地となった今は廃業したままのホテルを車窓からながめ、Hotelへ戻りました。
Hanaleiのエピソードは、PeleやHi'iaka、Menehuneまで出てくるという不思議体験をしましたが、これはいずれお話したいと思います。
(Driverだったので、道中の写真撮れず!!)


2015年9月14日(月)
08:00
今日はKaua'i島に“さよなら”する日。ホノルルへ移動です。
お迎えのバスが来るまでの間にHau(ラフィア)で編み物をしているベンダーさんがいました。なんでも“ウェディングドレスを作っているの”ですって。きっとKahikoのスタイルで結婚式をあげるのよね。“すごいなぁ~”許可をもらって写させてもらいました。



14:00
Honoluluでいつも常宿しているQueen Kapiolani Hotelからの眺め!! ビル、ビル、ビル、どこにも緑がない!!


どこに行ってもHulaをする。ロビーでHula。



ホノルルではチェックイン後、大会組(もう何度も来ているので、自由に行動出来るのです。)は、すぐにAlamoana S.Cへ。応援組は私と一緒に行動で、pm7:00にAlamoana S.Cのフードコートで合流することにして解散。
偶然、別行動していたPoliがAlamoanaでツヤカとバッタリ出会ったといい、集合地のフードコートへ連れて来て、皆を驚かせた。
その後は、皆で夕食後、買った物と何人かがツヤカの車へ。その他の皆はバスでホテルへ戻り、ロビーにて久しぶりのツヤカとおしゃべりを楽しんだ。“又、ハワイで会おうネ!!”ってツヤカに約束した。


2015年9月16日(水)
15:00
昨日の朝11:40発の全日空機でホノルルを出発。今日の午後3:00成田着。
皆で会食。“イェ~イ、うどんを食べちゃうぞ!!”


21:00
“ただいま~”
たくさんのOhanaとLeiに迎えられて幸せ!!



旅を終えて

今年の旅は13人での大変楽しい有意義なものだった。
後半はすっかり大会の事も忘れる程、Kaua'i島の大自然にいだかれてHi'iakaikapoliopeleの心情に浸って過ごし、道中、次なる課題(“Queen Emma”と雪の女王“Poliahu”の2人のリサーチ)を与えられ帰路についた。
2週間前に、ハワイより大会でのジャッジペーパー(成績表)が送られてきた。
5人のジャッジ(ジャッジはすべてKumu Hula)のうち2人のジャッジの評価が悪く(表現力、手の所作、足の運びで低い点数、これらも私達に与えられた課題と思って、ありがたく受けとめよう)、あとの3人のジャッジがすこぶる良い評価、そして得点をくれた。しかも寸評に衣装のきれいさ、Koko(Kua'aoとKeolaが徹夜して精魂こめ6人分を作りあげた物)の美しさ、ダンサーの優雅さ、Poliの歌の素晴らしさが書かれてあり、多いに気をとり直して、来年も招待さえあれば、絶対にチャレンジしようという意欲さえ湧いてきた。
これもひとえに大会組のがんばり、応援組の強力なサポート、そしてHālauのOhana達の支援のお陰です。
皆々様に改めて感謝!!



Nū Hou Hālau

Haliaの庭に咲いたクラウンフラワーでLeiを作ってきて下さった。
Crown Flowe = Pua Kalaunu




朝方の雲と月。(一直線の雲の下にかすかな月がおもしろい!)



“さよならミカさん”
(木朝クラス)アメリカに帰るミカさん“元気でネ”







“お帰りマリコ”
お産を終え、次々とOhananaが帰ってくる。うれしい!



撮影があり、ムーンビーチへ出かけた。沖縄の海はハワイの海よりきれい!!




ハツミさんが、ハワイで買った苗を育てて、今やこんな大輪のプルメリアが咲くようになったとLeiを作って持ってきて下さった。“いい香り~”



相変わらずのPoliの担当するMT.SPクラスはにぎやか!!
皆でラインダンス?




紅白のブーゲンのLeiをLei Maker タカコさんが作ってきて下さった。
白のブーゲンはかすかに甘い香りがする。
Bougainvillea = Kepalo, Pukanawila



久しぶりにネバーランドのカマキリ老人に御対面!!




He 'elele ka moe na ke kanaka.

(A dream is a bearer of messages to man.)


Ekko Ma'ema'ekapuaokahala Ota