2015年9月13日(日)
08:00昨日までの曇天とはうって変わって、さわやかな青空に心もウキウキしてくる。
フロントに前日予約していたTAXIに乗り、リフエ空港内にあるレンタカーを借りに行くのだ。2台借りるのでPoliも一緒。運転手さんはフィリッピンからKaua'i島に来て、もう15年になるという。20分程でレンタカー会社に着く。いろいろとおしゃべりしてくれたDriverさんに、ちょっと多めのチップを渡すと、帰りも自分を指名してくれとTAXI Cardを渡された。
09:00
滞りなくレンタカー、二台のミニバン(ミニバンとは名ばかりで、8名は楽に乗れる大型車だ)を借り(Driverは私とPoli)ホテルに戻って、我々の到着を“今か、今か”と待ちわびている御一行様を私の車に応援組、Poliの車に大会組を分乗し、いざ出発!!
10:30
今回、最も行きたかった場所“National Tropical Botanical Garden”に到着。
ここには絶滅が危惧されるハワイ固有の植物をはじめ、熱帯、亜熱帯など各地の植物を保存、研究する団体が運営している、その活動内容から“種のノアの方舟”とも呼ばれ、その中の“Allerton Garden”に今日は行く事にした。
ところが入場料が1人¥5,000近くする。皆で相談をして“残っているOhana会からのお金を全部出してもらっても価値があるから見てこよう”という事になった。
40ヘクタールもある地所は“Allertonさん”個人が、1870年代にエマ女王(Queen Emma)が草木を植えつけた地所を購入し、30年間財産をつぎ込んで作りあげたもので、今はボランティアの人たちが清掃をしたり、運営の手伝いをしたり、ガイドをしたりしているので、その入場料には納得がいった。
広大なLawai Garden(75ヘクタール)をバスで通り抜け、ある所ではバスの窓ぎりぎりに崖が迫り、またある所では青い海が広がり、緑の谷底が見渡せる美しい場所だ。(ここにたどり着くまでには徒歩では一日がかりに違いない。)15分程バスに揺られ、緑の谷底“Allerton Garden”にたどり着く。
ラッキーな事に日本人のガイドさんがついてきてくれた。彼女の先導でGarden Tourが始まった。
ここでもう一度おさらいしよう。
このGardenは皆が想像するような色とりどりの草花や木を植えている植物園とは違い、ハワイでも絶滅が危惧されているハワイ固有の植物を守っている所。
しかもMr. Allerton(画家になりたかったというだけあって、芸術的)が自らデザインし、3人の庭師に作ってもらったという。その3人の庭師のうちの1人は日系の庭師なので、いたる所に侘びや寂を感じることの出来る庭なのです。
写真の中に風を感じて!その風がそこに植わっている木々や植物を揺らす、すると“サワサワ”と音をたて、あたる陽の光さえもゆらゆらと動きだす。Mr. Allertonはそれを楽しんだといいます。
Thanks Givingの広間
池の真中にたつ彫刻像からはモーターを使わずに山の上から水を流しています。
緑で囲まれたその空間にいると、Mr. Allertonの小粋さを感じてなりません。
“ここは桃源郷?”
続いてはダイアナ廟
水に写る廟や、廟側から見てダイアナ像の水に写る様子を楽しんだという。
これがKiaweの木。Kaua'i島にはいたる所にこの木がある。
乾燥に強いためペルー、コロンビア、エクアドルより1828年に緑化の目的でハワイに持ち込まれた。この木で作る炭はバーベキュー等にもちいられるという。
(この写真の木には月下美人が寄生していた。)
さて次なる池も、前方に立つ木を水面に写して楽しむ趣向。
お次は山の上から階段状に水を流す、これは日本の美学だ。
いたる所に池がある、実に美しいのです。
水の音、風の音、鳥の声、それだけ。
誰一人おしゃべりをする者はなく、皆、この美しい世界にひたりきっている。
人魚の間を上から眺める。
ここが人魚の間。
流れる水に仕掛けがあって、人の心臓の鼓動と同じく水音が聞こえるようになっている。
この水音を聞いていると、とても心が癒される。
“コラー!! おしりをなでるんじゃないPoli!!”
(この人魚のおしりをなでると幸福になるのですって。ガイドさんが言っていた。
というわけで人魚のおしり、たくさんの人になでられて、すりへっている感じがしました。)
“皆が幸せでありますように!!”
人魚の前で記念撮影。
巨大な木に遭遇!! 見て!人間が小人のように見えるのです。
しまいには皆でかくれんぼ!!
変な植物。(この植物、肉の腐った臭いを放ち、虫をおびきよせ、その袋状の中にとじこめ、虫に花粉をまぶしたら、袋を開け虫を放つという大変賢い植物。種の保全を考えているのだ。すごいね!植物も!)
見て、この花、つぼみのうちは赤で、開くと黄色になるの、不思議よね!!
そういえば、ゆうなの花(Hau)も咲いている時、朝は黄色で、夜になるとオレンジ色になって、ボトンと花は落ちちゃうよね。
この赤色の椰子は、とても貴重で、高価ですって!!
植物
自然
滝
今回はここまで。
来週はカメハメハ4世の奥様だったクイーンエマ(Queen Emma)の別荘をお見せしちゃいます。
楽しみに待っててね!!
(to be continued)
ʻAno lani ; ʻano honua.
(A heavenly nature ; an earthly nature.)
Ekko Ma'ema'ekapuaokahala Ota