これまでのあらすじ
2001年11月初のハワイ大会遠征の旅。
私はこの旅を The 1st Challenge Tour と名付け、沖縄を出発する前に、残るHaumānaへこのような文を書きおくった。
Hālau Hula Kalākaua の Haumāna へ
10ヵ月間お稽古をしてきました大会チームがいよいよハワイへ向かって出発する日がやってまいりました。
11月13~20日の間、大会のための遠征に出かけて参ります。
Hālauはお休みになり御迷惑をおかけしますが、その間、しっかりと自主トレーニングをしていて下さい。大会に出場しますチームの健闘と道中の安全を祈っていただきたいと思います。
来年は皆様が参加するかもしれないですね。
11月最終の週から、またお稽古が再開されます。
12月に入りますと、また来年の大会に向けてのクラスがスタートします。初心者でもOKです。もっと早く踊れるようになりたいと思っている方や、もっと体を動かしたいと思っている方には最適です。このクラスの中から選抜で来年の大会チームを編成していく予定です。どうぞチャレンジしてください。
それでは、いってまいります。
EKKO Ma'ema'ekapuaokahala OTA
かくして11月13日(火)~11月20日(火)の日程で我々の旅は始まった。
初のハワイ大会にて3カテゴリーに出場、そしてどれも3位に入賞、総合で2位を受賞。
初のHo'okupu Ceremony。
初のHalemaumau参り。
すべてが初めてのことだらけであった。
11月18日(日)
皆にとってハワイ最後の日であった。
朝日の昇らないうちにKilaueaに向かって出発した我々はHalemaumauに住むPeleへ、お礼の意味を込めてHulaを奉納した。
焼けるような大地(実際にTakako Mamaがその辺の石に煙草をおしつけると火がついたのにはびっくり!!)の上を素足で踊る皆も大変だったと思うが、Ho'opa'a(チャンター)する私は大地にそのまま座ってIpu hekeを叩くので、より大地に近く、その硫黄のようなにおいが鼻をつき、何度もむせそうになりながら全身でそのあつさを感じていた。
だがPoliの“Kilauea”そしてWahineの“Aia la O Pele”が終る頃には、そのにおいもあつさもすっかり忘れるほど集中していた。
Peleが見守ってくれたのだと思いたい。
Hulaが終ると皆大会で使用したLeiやLei po'o、Kupe'eをHalemaumauの火口に投げ入れた。
それぞれ感謝の思いを託して。そして最後に私のOliでKumu DebbieがGinのビンのふたをあけ、同じく火口に注いだ。
初めてのHalemaumau参りでPeleにごあいさつ出来た私の心は嬉しさでいっぱいだった。
“Nice to meet you Pele!”
お昼はKilaueaの山中にある小さな雑貨店で、飲物とおやつ(チョコやドーナツ、キャンデー)を買って、休憩エリアのベンチに座り、Takako Mamaの作ってくれたSpam-Musubiをいただいた。うっそうと茂った森の中でオゾンを吸いながらの昼食は楽しいものだった。
私は皆が飲物やおやつを物色している間に、その店の奥に数冊本の並べてある棚を見つけ、その中から小さなほこりにまみれた本を一冊手にとった。
タイトルが興味深かったので、Kilaueaのお土産にとレジに持っていくと、本の裏には$7.95と書いてあったが、店の人は“一冊しかしかないし、誰も買ってくれないから$5.00で良い”と言ったので喜んで買った。
片手でMusubiをほおばりながら、この本を読んでいくと、すご~いことに私の知りたかったことが書かれている本だった。
“あ~これはPeleからのプレゼントだ”と思った。
そしてこの本はそれからの私を大いに助ける、私にとっての魔法の本となるのであった。
13年たった今、すっかり紙は茶色に変色し、ピンクのマーカーだらけになってしまったが、何度も何度も読み返している。
え~?気になる?それじゃ、あなただけにこっそり教えちゃう。
Nathaniel. B. Emersonの書いた“Unwritten Literature of Hawai'i”の再版です!! 初版は1909年というから驚き!!
森林浴をしてすっかり元気をとりもどした我々はKonaへの帰路を急いだが、Konaの町に着くころにはオレンジ色の夕日が青いKonaの海に吸い込まれていこうとしていた。
急いでシャワーをして、また皆をPick upしてUncleの家へと向かった。
プアメリア通りのUncle Georgeの家、すぐ右隣りにはMusician(UncleのBack MusicianでBaseを担当)のBobby Boyが住んでいて、左3軒隣りには1999年の第1回King Kamehameha Hula Festival日本大会で“Pua Loke”を使わせていただいたAkoni Malacas(Musician)が住んでいる。まさにSuper Musician通りである。
私のお稽古場だった玄関前のポーチとガレージが今日のパーティー会場だった。
どこから持ってきたのか、我々がゆったりと座れるだけのイスと長テーブルが4台(ちゃんとテーブルクロスがかかっていた)、そして2台のテーブルの上にお料理が並べられ、しかもそのお料理はまるでホテルのバフェのような器で下からアルコールランプの火で温められていた。
Uncleの妹達Auntie BernieとAuntie Emaがかいがいしく我々のお食事の御世話をして下さった。
Home Partyというから気軽に来たのに、すごい御馳走が並んでいて皆びっくり。でもおいしかった!!
そして何よりUncle Georgeが私のHaumānaまでもてなして下さるなんて、感謝以外の言葉がなかった。
(なぜだかお食事の写真が一枚もない!! しまった!! あまりの空腹にそんな余裕がなかったのだと気づいた!!)
お料理だけでも十分なのに、私の愛しの師匠はなんとMusicianまで用意してあった。
Uncle Georgeってそんな人でした。
いつも太っ腹で、やる事が大きかった。
ハワイ最後の夜、私のHaumānaは生演奏でしかもUncle Georgeの家でおいしいお料理を心ゆくまでいただいて幸せですよネ!!
今日は普段着のUncle George。
とはいえ、帽子からTシャツ、ショーツもBlueでまとめています。
UncleはLokelaniのことを“Purple Hair”って呼んでいた。
中央左からAuntie Ema、そしてAuntie Bernie。
Hau'oliはMusicianのBobby Boyの奥様Bobby Girlと。
Lokelaniの後ろにあるお花の活け方がいかにもHawai'ianでダイナミック。
皆の後ろの写真はUncle GeoageのKumuのIolani Luahineです。
Uncleに良く似ているの。
Hau'oliは“お持ち帰り”を物色中!!
失礼、冗談で~す!
ハワイ最後の夜、Uncleの家で、しかも生演奏で踊れて幸せ!!
私の足元にネコが鎮座して動かないから、しっぽを踏まないよう踊っている私。
ちょっと笑える。
食べて、飲んで、しゃべって、踊った後は、皆でUncleの家へ乱入。
まぁ~、写真撮りまくり大会みたいです。
Uncleの帽子コレクション。
これはバスルームの壁にかかったLei。
Uncleはこのバスルームの鏡に向かっていつも
「鏡よ、鏡よ、鏡さん、世界で一番美しいのはだ~れ」ってやるの。
可愛いんだから!!
ここはジャパネスクコーナー。
かぶとに雪洞、とっくりまで!!
UncleのBed。今日はかたづいていな~い!
私の面倒だけでなく、Haumānaにもこんなに気をつかって下さって、Uncleありがとうございました。
Haumānaは一列に並んで、それぞれにUncleにお別れのごあいさつとAloha Kiss。
ワァォー!大盛り上がりのUncleのHome Partyで興奮冷めやらぬ皆の気持ちに応えてTakako Mamaが“我が家へどうぞ”。もちろん皆大喜びでいざTakako Mamaのお宅へ。(ここは長年にわたり私がKonaにいる間の下宿先でした。Uncleの家から車で10分。お稽古に通うのに最適で、しかも車まで使わせてもらって、お食事作ってもらって、いたれりつくせりでした。Takako Mamaに感謝!)
フワフワソファーに大喜び!!
アルバムに見入る二人。
Takako Mamaの家族と一緒に、左からご主人のBrian、息子さんのGen。
ハワイ最後の一日は、Halemaumau参りに始まり、Uncle George、そしてTakako Mamaのおもてなしで終わりました。
11月19日(月)
午前中、自由時間でゆっくり過ごした皆も、午後4時にはホテルロビーへ集合。
そして6:35分発のハワイアン航空107便にてホノルルへ飛び立っていきました。
私とAlaka'iのPoliはもう一週間、勉強のために滞在です。
今日はこれからUncle GeorgeとPoliと私の三人でKeauhouで夕食です。
そして明日の朝早く、また三人でKonaからHiloまで行く予定。
PoliはRay Fonseca(Uncle Georgeの愛弟子でKumu Hula)の所で勉強するようUncle Georgeが手配して下さった。
Hiloでの宿泊はKeaauにある私の伯母の家。アンクルはHiloにも家がある。
さぁ~明日からはまたHulaの旅が始まる。
私が帰国する皆におくった言葉
入賞おめでとう。10ヵ月間にわたるなが~いお稽古によく耐えてくれました。
その結果3部門とも3位という素晴らしい成績を出してくれました。
Halauとして誇らしいことなのに、私は素直に喜ぶことが出来なかったことを反省しています。私は常に1番を目指すからなのです。でも最初から1番をとったら目標がなくなるかもしれませんね。(でも心の底には次は絶対に1番という気持ちがあります。)
今回の大会のテーマを皆にプレゼントします。
おめでとう!!
“Hula is the language of the heart,
therefore the heartbeat of the Hawaiian people.”
フラは心の言葉です。それゆえにハワイの人々の心の鼓動なのです。
to be continued...(つづく)
5月11日(日)午後4時~5時半まで、
プラザハウス2Fステージにて、
母の日にちなんだイベント(ライブショー)
“Mahalo E Mama”(お母さんありがとう)を催します。
入場無料です。
どうぞお母様を同伴してお越しください。
子供から大人まで楽しめるハワイアンショーを
Hālau Hula KalākauaとHo'okahi(生バンド)がお届けします。
(写真は1998年に同ステージで踊っているものです。)
新入生募集
美しいハワイの伝統文化フラを学んでみませんか?
男女3才以上から学ぶことができます。
(→詳しくはホームページのクラス紹介ページをご覧ください。)
興味のある方はお電話でご予約の上、ぜひ見学にいらしてみてください。
お問い合わせ: 098-878-5654 (カラカウア)
※留守番電話になっていますので、 お名前、お電話番号、ご用件をお忘れなく残してください。折り返しご連絡いたします。
新入生募集は、5月末で一旦締め切らさせていただきます。
その後の募集開始は11月からです。
入会を検討されている方はお早めに!