【 The Last House 】
Pō‘alima, ‘Umikūmākolu, Mei
私の愛すべき師匠 Uncle George Na‘opeは、1990年から2009年までの間に5回引っ越しをした。
2回目まではKonaに、それ以降はHiloへ大移動したのだった。
どの家にも私は行った。
2009年2月24日、私とPoliはUncleのお誕生日を祝うためHawai'i島を訪れ、また引っ越したUncleの家を捜すべく、住所を片手にレンタカーを走らせた。
その家はHiloの山の手の高級住宅街にあった。
空港からUncleに「今、Hiloに着いたよ」と電話を入れていたので、きっと心待ちにしているにちがいない。
Uncleはとてもきれい好きでどの家にも行ったが、どの家にもUncleらしいお茶目な飾りつけがされていて、アットホームで心地良いムードが漂っていたが、この家も例外ではなかった。
すっきり片ずいている居間。
楽器も整然と並べられていた。（左よりPūniu、Pahu Hula、 Ipu）
ビニール製のピンクとゴールドのエレキギターのおもちゃの間にIpu Heke。
Uncleのお茶目な飾り方に、思わず笑っちゃう！！
Hawai'ian Quiltの上に飾った花は、くじゃくの羽もさしてあって素敵！！
壁にはママの写真やワシントンで無形文化財の賞をいただいた時の写真、又Merrie Monarch FestivalのDorothy S. THOMPSONとのツーショット等の写真が飾られていた。
そしてUncleが、Queensの病院に入院していた時に壁に飾られていた、Hawai'i王室の子孫の王女様（現在ヨーロッパに御在住との事）の写真も飾られていた。
メッセージにはMy Dearest Menehune（王女様はUncleの事を、親しみを込めてそう呼んでいたにちがいない）と書いてあって、とても親しい関係なのがわかるし、また日本の皇族の方からUncleはスチール製のウクレレをいただく等、やはりUncleはすごい方なのだとつくづく感じたものだった。
☆なお、Uncleのお気に入りだった皇族（日本の皇族）の方からいただいたというスチール製のウクレレの写真は、仲程長治監督が撮影した写真をKalakauaの絵ハガキ集にしてもらっていますよ！！要チェック！！
●さてUncleのBed roomに入ると、Uncleは顔をクシャクシャにして喜んでくれました。
私とUncleが会話をしている間、PoliはUncleの足をやさしくマッサージしていました。Uncleは「とても気持ちがいい、Mahalo nō Poli！！」と言っていました。
そうこうしているうちに、ハービーさんがお見舞いにいらっしゃいました。
ハービーさんはUncleのバックバンドをしていらしたMusicianで、沖縄でのKing Kamehameha Hula Competitionの時に、Kumu Etuaと共に我々チームの加勢に駆けつけて下さった方。
私がハワイでUncleの下で修業中から、何かと親切にして下さる方です。
ハービーさんと話込むUncle。
●これがUncleとバックバンドMusicians。左端がハービーさん、右端がバービーボーイ。
Uncleの家の隣に住んでいて、いつも私のお稽古をひやかしに来る、とても愉快な方でした。
私がKumuになってHawai'iでのCompetitionに出るようになってからは、彼がMusicianとして参加。
Hawai'i島だけではなく、‘Oahu島での大会にも飛んできて下さいましたので、私は彼とバンド仲間、そして奥様のバービーガールを沖縄に招待したことがあります。
お礼の意味を込めて沖縄を楽しんでもらいましたが、あの時お礼をして良かったなぁと思います。だってバービーボーイも、今は亡き人ですもの。
私はUncle George Na‘opeの七光りで、沢山の方々に可愛いがってもらいました。感謝です！！
Uncleはとてもゴキゲン、シャカポーズもきめてくれました。
私達が準備した素敵なCake ！！
●2月26日、今朝もお見舞いのお客様が絶えないけど、Uncleは一人一人に応対する。
疲れないだろうかと私は心配する。
●見舞い客も途切れたので、ホッとしUncleを寝かしつけ、Poliと二人でCoffee Break！！
●実はUncleのBirth dayの日、とても大変な事があったのです。
Uncleの側にあった台の上に置かれた箱からGoldのネックレスを取り出して、このネックレスを、Poliにプレゼントするというのです。
●すごい大きさです！！
●Poliの嬉しいような、びっくりするような顔。
●それを見てUncleも大満足！！
でも決局はPoliはそのGoldのネックレスを、いただく事を辞退したのです。
「自分はまだその身分ではないです。ただそのお気持ちに感謝します」と、Uncleに言っていました。
Uncleはちょっとムッとした顔をしましたが、「じゃこれは君のためにとっておく。その時がきたら言いなさい」とだけ言いました。それにしても、びっくりの出来事でした。私よりPoliの方がびっくりしたでしょうネ！！
Poliに拍手！！
この家に次に訪れたのは、9月のKupuna Hula Festivalに出場した時です。
大会2日前にHawai'i島Konaに到着、出場チームをHotelに連れて行ってすぐレンタカーでHiloまで飛ばしました。
そしてUncleと会話をしているうち、（私は大会の話は一言も話さなかったのに）Kupuna
Hula Festivalで来たのだネと言い、「自分も行くから！！」と言い出す始末。
その時にはUncleは酸素チューブでつながれていたので、大会へ来る事は出来ないと私は思っていた。
所が、大会に車イスでナースに押してもらって来、私とPoliに会場の皆が見ている前でMaile Leiをプレゼントし、ジャッジ席の側に座り、私達の踊りを見、受賞を喜び・・・・
まさかその日が最後になるとは思わなかった。
（私とPoliが着けているMaile Leiが、Uncleからいただいたもの。）
そして2009年10月26日に、Uncleが亡くなられたとの訃報が入る。
私達が次の大会のためHawai'i入りする日に、Hiloのスタジアムで葬儀がとりおこなわれる。
まるで私とPoliの二人を待っていたかのタイミングに、驚かされたものだった。
世の中が連休中で静かだったので、Uncleとの思い出にひたり、最後の家での出来事を思い返したのだった。
最愛の師匠 Uncle George Na'ope、
たくさんの愛に感謝致します。Aloha au ia ‘Oe！！
【 Hālau Now 】
●ジュンコさんがLei Dayにちなんで、とても愛らしいLeiをLakaに捧げた。
Hula Sistersは "Lei Chant"で見守る。
何と素敵な光景だろう！！
Mahalo nō e Junko me nā ‘Ohana.
●Mini Hō‘ikeがもうすぐとあって、ビギナークラスの皆もKoKoを互いにつけあって（試行錯誤しながら）、なんとか素敵に仕上った。
KoKoを着けて踊ると気持ちもあがる。
●マイコさんは見事なSilk Leiを仕上げた。
さすがHawai'ian Quiltを作るだけありますネ！！とってもきれいなLei！！
●ミキエさんも素敵なKoKoの試作品を持ってきた！！
すごい素敵！！
●カナエちゃんが満面の笑みをたたえ、おにぎりを配る。
●チカちゃんは親孝行で、お母様を伊江島旅行に連れて行ったそうな・・・・で、おみやげもちゃ〜んと持ってきた！！ワ〜イ！！
●復帰しました！！サチエさんで〜す！！
大きくなって"お帰り！！"
●モップをきれいにするPoli！！
いつもありがとう！！
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He pali nui ka make e
ho‘oka‘awale ana.
（Death is a sheer cliff that separates.）
Death divides the living from the dead.
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