季節はすっかり秋になり、朝夕は涼しい風が吹いている。
2018年10月26日（金）、今日はUncle George Na’ope師匠、我々のMaster Kumu Hulaの9年忌。
お稽古日でもないのに、KeolaとLanakilaがKa Papa Maileを代表してLeiを届けてに来てくれた。Lanakilaは、Uncleの大好きなGinを持って来た。二人とも、Uncleの顔写真のプリントされたT-shirtsを着て！！KeikiクラスのKokuaをして下さっているHāla’iとKapuamele（KeikiクラスはHalloween Partyだったので、魔女のすごみ！！）と一緒に“Lanakila - Chant” もしてくれた。Uncleは美しいLeiをつけ、Ginを天国の友人達と飲み、ごきげんになっていることでしょう。皆の心の中にUncle Georgeが忘れられないでいることが、ありがたい事！！
Uncle、どうかこれからも、Hālauを見守ってネ！！
さて今日も、ハワイの報告をするとしますか。旅のリポート始まり！！
2018年9月14日（金）
今日はハワイ巡りのバスツアーの日。出発前に全員で、ホテルの海側に大会で使ったLeiを奉納する事にした。
美しい庭を通り抜け、朝のさわやかな潮の香りに満ちた海辺へ続く道。溶岩の流れ出た後をそのまま残しつつ、上手に木々や花々を植えてある。海を真下に見おろす崖の上でChantをし、“又、来年もこの地に戻ってこれますよう”に祈った。真っ黒な溶岩の上に置かれたLeiが、皆の大会でのがんばりのあかしだ。Uncle Georgeの加護の下、大会は無事終った。
ロビーに戻って、ツアーバスを待っているとKumu Etua Lopesに出会えた。彼は先輩といえどもJudge（審査員）なので、大会前や大会の最中にうっかり声をかけることは出来ない。大会が終った今日こそ、思いっきりハグをしお土産も渡す事が出来た。彼は1999年のKing Kamehameha Hula Competitionの際には、Uncleからの指示で私のHālauのKokua Kumu（お手伝いをして下さる先輩クムの事をそう呼ぶ）として、踊りを見て下さったり、全員のLeiやKokoを作って下さった。その時に彼に言われた事「大会に出る度、生徒もKumuもレベルアップする。だから大会には出続けなさい」と・・・。
彼やUncle Georgeに言われ続け26回の出場をしてきた私に、「これからもがんばりなさい」と言って下さった。
太公望のバスに乗って、ガイドも昨年と同じく（これはリクエストした）親切なシンさん。ワァオ〜、快適なハワイの旅の始まりだ。溶岩大地をひたすら走り抜け、最初にKohalaに向かった。
コースはPoliがリクエストして、毎回ちがう道を通り、ちがう景色を見てもらうために企画しているのだった。“He Aloha no o Honolulu” の2番に出てくる “MahuKona” の港や美しい“Kawaihae”の海を眼下に見おろし、“‘A Pa‘apa‘a”の強風に吹きさらされて、片側に倒れるように立っている木々や草花のおもしろいKohalaの山肌を見ながら、まずは“Hamakua”のNuts工場でトイレ休憩しながら、コーヒーの試飲やナッツの試食にはげんだ！！（笑）
そしてKohalaへ。ここは昔Uncleがエンターテイメントしていた“Bamboo”へ出演するため、何度もドライバーとしてUncleと訪れた地だ。Uncleがお仕事をしている間、私はこの小さな町をあちこち探索したものだった。あれから30年近く経っているのに、Kohalaの町の顔は、あの時と同じだった。この町であの偉大な8島を制圧し、ハワイ王国を築きあげた“Kamehameha王”のオリジナルの像がある。ここはKamehameha 王の生誕の地なのである。
次は“Waipio”に向かった。私のツアールール“絶対にバスの中で居眠りをするな”である。もしルール違反する人がいれば、余儀なく赤の口紅で顔に落書きされるのである。
だって大枚はたいてハワイまでやってきて、この美しい景色を見ずに夢見るなんて信じられない！！夢は夜ベットで見るもの！！早速、メガネまでずりおとして、しっかり寝ているPoliを発見！！フッフッフッ、どうなることやら！！
美しいWaipio渓谷にたどりつく。Lanakilaと私とで、“Waipio”のChantをする。この地にて、このchantは実感ありすぎて、体中がゾクゾクした。
Honoka’aを通り抜け、次なるはTexでマラサダを食べるのだった！！居眠りしていた人の顔を見て！！
これだから、この楽しい遊びやめられないのだ！！フッフッフッ！！
Waimeaの緑や牧場を見ながら、いよいよ“Akaka Fall”にたどり着いた。
ハリケーンの後という事で、いつものあのダイナミックさが感じられなかった。大きな木が折れてしまっていたのだ！！いつもならここに来るとすべてが巨大で、自分が小人になった気になるものだった。でも水量は豊かで安心した。来年訪れる時までには、元の姿に戻っていて欲しいものだ。
やっとHiloに到着！！まずはKupuna Hula Festivalの後援もして下さっているIsland Cookiesへ！！そこでは昨年と同じように叔母が待っていてくれたのだった。お土産を渡しながら、ゆっくりと積もる話をしたかったが、団体行動なので、そういう訳にはいかないのである。叔母にそのうちゆっくりと泊りがけで行くからと納得してもらった。二人いる息子も一人はラスベガスに居、もう一人はO‘ahuにいるので、一人でHiloに居るのは淋しいと言った。サーフィンをしている頃は毎年2〜3日は叔母の家に居て、庭のみかんを山程食べていたし、子供の頃は夏休みの間中叔母の家の周りを自転車で遊び回っていたものだった。
次はあのMerrie Monarchが行われる、Edith Kanaka’ole Tennis Stadiumをぐるりと回って、Hitoの町へ向かった。このStadiumは、“Ka Uluwehi o ke kai”を作詞・作曲し自ら歌い、すごいヒットを飛ばしたEdith Kanaka’oleの寄贈によって建てられたものだ。私もいつかヒットするような曲を作って、沖縄にHula専用のStadiumを作ってみたいものだ！！（笑）
KohalaにあるKamehameha像。2体目はHiloの町にある。Kohalaの像は色鮮やかな黄色のマントだが、ここHiloの像はGoldだった。右手にあげている手や、槍を持つ手がちがうのだった。
さぁ〜、夕暮れが近づいてきた。これからPunaの地に足を踏み入れる。道路にはあちこち規制のかわりの赤色コーンが置かれていて、蒸気さえ漂っていた。今年のKilaueaの噴火で、住宅などが溶岩にのみこまれた地帯だ。
踏みつけるとサクサク音のする溶岩大地を歩いて、海の側まで行った。打ちよせる波音は激しく、そこにPeleの気配を感じたので海に向かって、“Ke ha’a la puna”をうたった。
だれかがPeleの髪の毛を拾って居た。これがPeleの髪の毛。
Peleの涙もいっぱいあった。
日はとっぷりと暮れ、待望のDinner−Time！！ Hiloで唯一夜遅くまで営業しているレストラン（24h営業だったかしら？）Ken’sへ。皆の嬉しそうな顔！！
お腹がいっぱいになったら、ちょっと腹ごなしにスーパーマーケットでholoholo。（その間にドライバーさんは給油に行ってました。）
そしてMaunakeaに登り、星の観察です。山の上は寒いので皆にジャケットが配られます。真っ暗な世界の上を見あげると、満天の星です。生のプラネタリウムです。私は星の事は全く無知なので、ガイドさんがレーザーで指し示す星と星でハープの形が見えるでしょうとか、さそりの尾ですと言われても全く、そう見えない。でも皆は熱心にうなずいているので、おとなしくしていました。
でも天の川だけはわかりましたよ。エライでしょう。
夜の12時近く、やっとホテルに到着。14時間のバスでのほぼハワイ一周の旅！！そして疲れていてもホテルの静かなロビーで、“Ho’oponopono”をして、お休みなさ〜い。明日はO‘ahu島への移動よ。荷物の片づけ、準備をしてぐっすり休んでネ〜！！
Moe, moe！！
今週のお話はこれにておしまい。来週からはO‘ahu島の旅。長〜い旅のお話だけど、おつきあい下さいネ！！
（to be Continued！！）
【ところでHālauは今！！】
2018年10月19日（金）
浦添市サンパーク祭り出演、pm7:00より
20年以上、このサンパーク祭りでHulaを披露しています。今夜はKa Papa Ilima。
Ka Papa Pualoke
Ka Papa Hinano
Ka Papa Awapuhi
Ka Papa Pikake
Ka Papa Maile me Koanui
の5クラスのOhana達が出演協力してくれました。
観客席にはたくさんのOhana達も見に来てくれ、“月のあかりの下で見るHulaも楽しかった”と言ってくれました。秋風のさわやかな空気の中で、汗ひとつかかず踊れるなんて、なんて楽しいのでしょう。（来週に踊っている写真アップしますね。）踊ってくれたOhana達、見に来てくれたOhana達、サンパークの応援して下さる地元の方達に感謝！！
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Limua ka moku.
The land is moss - covered.
(There is peace in the land,
and no wars to disturb it.)
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