Uncle Georgeのお誕生日
2月25日はUncle GeorgeのB.D。
Uncleが元気だった頃は、毎年Poliと二人でHawaiiへ飛んで行き、Uncleのお誕生日のPā'inaに出席したものだった。B.Dだけで最低10回は参加したと思う。
B.Dの2～3日前に行って、Pā'inaの準備をするUncleのお弟子さん達（Kumu Hula達）のお手伝いをしたり、Uncleの手伝い（Uncleは有名だから、その時期はいろいろなホテルがお食事に招待するので、運転手兼付き人で、私達まで豪華なお食事にありつけるのであった。しかもシェフがわざわざテーブルまで出てきて、UncleにB.Dの祝辞を述べるのだった。
朝はあのホテル、夜は…と連日おいしい物が目の前にずらっと並ぶが、UncleはPoliにだけ食べ物をすすめ、私には“太ったら踊れなくなるよ!!”と絶対食べさせない。Uncleがおトイレに立ったスキを見て食べるのだった。それもほんの少しだけ…。
食べる事だけではなく、着る物も“いつも素敵なドレスを着なさい”といって一緒にお出かけの時はチェックされた。少しだけ襟のレースがほつれているだけで“着がえておいで!!”といわれた。
さて、いよいよUncleのB.Dが始まった。
Hawai'ian Foodsが並び、musicianも集まり、かわるがわるUncleのお弟子さん達（Kumu Hula達）がUncleに祝辞をのべ、しゃべり、笑い、歌って踊って食べて、そのうちUncleがukuleleをとり出し歌い始めると皆から大きな拍手がわきおこる。
1曲歌っては“Hana Hou!!”と飛び交うから、Uncleもゴキゲンで又歌う。するとそこにいる皆も歌い始め大合唱となる。そして全員でUncleに“Oli”をし、最後はKumu Hula全員が立ち上がり、Unceに向って“I Ali'i Nō 'oe”を踊るのが決まり!!
私はPoliをHawai'iに（UncleのB.Dに）連れて行く前に、この踊りをしっかりと教えた。だからKumu Hula達と一緒に初めて踊った後のPoliは興奮してこう叫んだ！“すごい！すごいよ!! Kumu RayもKumu IwaもKumu Etuaも他のKumu達も、僕達と全く同じ踊りだったよ!!”と。
“そう、だってUncleから全員教わったのよ。同じ踊りであたりまえ!! ”私はそう答えた。
あ～あの日はもう決して戻ってこないんだね。
2003年
那覇空港に到着したUncleを見て、内心驚いた。車椅子に乗って出てきたからである。しかもすこぶる不機嫌で、（この時あたりから、かなり体調が悪くなっていたのであろう）それでも出迎えにきたたくさんのHaumānaを見て、車椅子からも降り、少しだけ機嫌をとりなおす。
疲れたろうからと思ってCafeにお連れして、Coffeeを飲み（Uncleは3袋も砂糖を使う！）話をするうち、大好きな煙草と砂糖がきいてきたのか、段々と饒舌になってきて、ジョークの連発にPoliと私は大笑い。良かった。いつものUncleに戻ってくれた。
次の日から一週間、Uncleは朝はLokomaika'i、そしてKupuna、お昼間はKeiki、夜はWahineとせっせ、せっせとお稽古をしてくれた。
そしてお稽古が終ると決まって“行くぞ!!”といって、Hālauの塀ひとつこえたBarに出向くのであった。
そのBarのママさんは英語こそ話せないが、Uncleの扱いが上手だった。“Uncleちゃん”と呼び、Uncleの好物の“足てぃびち”を煮込み、Uncleが来るのを待っているのである。
Uncleもそのママを気に入り、いろいろ話すが、ママさんには通じていない様子だったが、上手に“ハイ、ハイ”と相槌をうったりしているのが、なんともおかしかった。
Uncleは淋しいのが嫌いだから、Haumānaも皆連れてゆく。そして皆で大騒ぎするのが常だった。
途中、Ho'okahiのバンドマスターのジョーが登場するとUncleもウクレレを弾き、歌い始める。無料の“Uncle George show”が始まる。
日本の浪花節は歌うわ、美空ひばりは歌うわで、Uncleの芸の広さにはびっくりさせられる。気づけばジョーのCapをUncleがかぶり、UncleのLeiがいっぱいついたHatをジョーがかぶっていた。Uncle Georgeのサービス精神、エンターテイメント精神には頭が下がる。
こうして毎晩2：００Amまで遊ぶのであった。で、朝6時に私を起こしてCoffeeを催促するのであった。
正直の所、Uncleが私の家に寝泊りすると、私は睡眠不足でフラフラ、そしてついには買物に行くと言って、駐車場で車中、つかの間の爆睡!! お稽古に食事の仕度にBarの夜遊び、そして自分の稽古（Uncleは教えた事を必ず帰る前にチェックするから、Kahiko、Auana、Oliと復習しなければならなかったから）、今考えると“よくやったよね、”大変だったけど、そのおかげで今がある。
Uncleが発つ前の日は、皆でポットラックパーティー。
外ではUncleの大好きなバーベキューも焼いて!!
習った曲を皆で踊って歌ってchantして、食べて笑って!!
しまいには皆“Uncle大好き!!”って抱きついて!! 楽しかったなぁ～。
UncleのB.Dが近づくと、頭の中には数々の想い出がよみがえる。
きびしかったお稽古の時間、私とPoliにはnon stopで3時間はあたり前だった。Duck Walkでの退場の練習を続けてすると、立てなくなって二人とも大の字になってのびていた。
“Oli”の練習ではUncleがOliをすると目の前に森があらわれ、霧が立ちこめた。その霧の立ちこめるうっそうとした森をUncleが手でかきわけ進んで行く。やはり彼は人間ではなく魔法使いなのだった。あの不思議な出来事をPoliと私は今でも想い出しては話をする。
今、Uncleは天国で何をしているだろうか？
Hālauには、たくさんのUncleの写真が飾られているが、時々、そのうちの1枚の写真の目が笑ったように見える事がある。
どうぞOhana達を見守り、我々に知恵をさずけて下さい。
あなたが立ちあげてくれたHālauが19年目を迎えています。
これからも Uncle George の名をけがすことなく、守り続けていきます。
Uncle George 大好きです。
No ko'u aloha iā 'oe wale nō e ke Kumu George Na'ope!
Ha'o iā 'oe!
Kealoha Ekko
NLの春
朝5時、まだ薄暗い中、朝の月に見入る。
聞こえてくるのは、せせらぎの音だけ。それも一昨日の大雨の後なので、かなり水量を感じる。
そう寒くはないが、空気がリンとしている。
桜咲く
桜がやっと満開!! 久しぶりの青空の下、コーヒー片手にお花見としゃれこんだ。
NLの森には今年も渡り鳥数羽が飛来してきたが、今日は3羽が確認出来た。
ひまを見つけてはBird Watchingするのだが、大きく羽を広げる様を、あるいは空を飛ぶ様を撮ってみたいが、なかなかむずかしい。
N.マリコからのB.Dカード
遅ればせながらとN.マリコからTinker-BellのB.Dカードが届いた。
“ワァ～うれしい!!”何々、読み進んでいくと、3月に沖縄に来ると書いてある。“ワァ～待ち遠しい”
こうして遠くに離れているOhanaと会える楽しみがあるのも、とても嬉しいこと。
“ありがとう、マリコ!! 待ってるよ～”
Nū Hou Hālau
Y.ナオミさん、お孫さんに会いに大分に行ってきたという。“可愛かった!!”と嬉しそうに話した。
“おめでとう ナオミさん!!”そして、ごちそう様！
少しずつ元気になってきたアカネさん。今日は久しぶりにお稽古に参加。お菓子まで持ってきてくれたよ!! 早く完全復帰出来ますように!!
ヨシノさんは可愛いチョコレートを。
お菓子の妖精ニシタズさんは今日はフルーツの妖精に変身!!ビタミンいっぱいのフルーツカップに皆“疲れがすっとんだ”といっていた。感激!!
休眠中のH.サエミさんが“皆に見せて”とHaole Lehuaを届けてくれた。
私のブログで写真では見てても、本物は初めてという人が多く、皆興味深く見てた。
サエミさんのお心づかいに感謝!! たまには顔を見せにきて下さいネ。Mahalo e Saemi!
ユイ師匠が遊びに来てくれた。そしていわく“この衣装、コスプレではなく、これが日常着なんです。これでお買物にも出かけます!!”って。
“ハ～イお見それしましたユイ師匠!! さぁ～すがです。Uncle Georgeと通ずる所あり”“ヘヘェ～”（頭〔こうべ〕をたれている様子）
Ke'olaが“感謝チョコ”を皆に配っていたよ。
“ありがとう”“よろしくね”と小ちゃな御祝儀袋状のパックに入っていた。
“ヘェ～アイデア商品だな”と思ったしだい。中にはハートのチョコが入ってました。
時の流れは早くって、あっという間に人の一生の時間も流れていってしまいそうだから、毎日幸せにすごしたいものですね。
私にはHālauというパラダイスがあり、そこにいるOhana達の愛に囲まれ、本当につくづく幸せだと感じています。
これもUncle Georgeに出会えたおかげ!!
Ke hoʻi aʻe la ka ʻōpua i Awalau.
The rain clouds are returning to Awalau.
(Said of a return to the source.)
Ekko Ma'ema'ekapuaokahala Ota
蘭写真集-2
今日は“垂れるラン”シリーズ。お楽しみ下さい！
to be continued...（つづく）
