午後2時頃からHālauには続々とOhanaが集ってきた。
Musicianもスタンバイし、広報担当のHau'oliは新聞社の記者を取材に呼んできてくれていた。
PM2:30、予定していた壮行会の開始時間。
深い夜の闇をイメージした黒いドレス、首元には赤々と燃える“たいまつの火”をイメージした赤いオーガンジー。
今回で11回目の出場となるKupuna Hula Festivalの出場者達が皆の前に堂々と登場すると、居並ぶ皆から大きな喊声と拍手が湧きおこった。
曲が流れると、いっせいに腰を落とし、いよいよ入場の踊りが始まった。
今年のKHF(クプナフラフェスティバル)のテーマは“Ola Kupa‘Aina”(A Person of the Land)。
私は友人Lei'ohu Ryderの“Kukuipuka”を選曲した。
入退場の曲もLei'ohu Ryderの“Maui Loa”にした。
長年の友情に対してのリスペクトの意味を込めると同時に、Lei'ohuが発見した“Kukuipuka”(癒しの場所)に彼女に案内されていったあの場所での不思議な感覚がいまだ忘れられず、是非とも大会のステージで私のOhanaに踊って欲しいと思ったから。
この“Kukuipuka”はMaui島の崖の上にあり、火山脈が通っているので地熱が温かく、身体の悪い人々がそこに集り体を癒した場所で、昔は海から敵があがってくるのを防ぐため、一晩中たいまつが燃やされていたという。薬草を砕くための石臼等も残っていて、前は海、はるかにハワイ島が見える。後は森に囲まれていて、とにかく静かだ。人々が背をあて座ったと思われる石の垣根の後ろには赤いTiがまるでたいまつの火が並んでたっているように植わっていた。
※Lei'ohu Ryderの紹介、そして彼女の案内でMau島の聖地を巡った旅ついて、以前のブログに詳しく記載してあります。
とにかく今回、私の表現したいのは“Kukuipukaという人々の癒しの場所”。
癒しの表現というのはとても難しいと思われるが、この踊りを見た人が“安堵、平和、静けさ”を感じてくれたら良いなと思っている。
出場者6人の踊りはPoliの歌に合わせて軽やかに進んでいく。
フォーメーションが変わる度、大きな拍手が湧き上がり、いよいよ最後のポーズを決めたら“ブラボー”“Hana Hou”等の喊声があがった。ハワイでの大会でも観客からこのような反応がおこる事を期待したいものだ。
バックミュージジャン、メインのPoliが写ってない!! ゴメンネ。Poliがハワイでも唄うのです。 |
そしてOhana会から皆へ寄付金の授与!!
Kalikoはリボンレイでキーチェーンを作ってプレゼント。
レイメーカー・タカコさんは皆にそれぞれ違う柄と色のコスメポーチを手作りしてプレゼントして下さった。タカコさんは毎年、大会に出かける人達に旅に必要な物を手作りして下さる。彼女の作った物は旅で大活躍なのです。
Kalikoのキーチェーンとタカコさんのコスメポーチ。
F.ミユキさんは“マナカード”の売上金を全額寄付して下さった。
N.タエさんは“足つぼマッサージ”の売上金を全額寄付。当日壮行会の始まる前まで“足つぼマッサージ”の営業をしてました。
A.トモコさんは壮行会当日、とっても可愛いティッシュケースを販売して下さり、その売上金を寄付して下さいました。
いろんなクラスの人達から、いっぱい心あたたまる寄付金やプレゼントをいただいて、出場者達はウルウルしていました。
サロンシップあり、フェイシャルマスクあり、エコバッグありの皆からのプレゼント。
2009年にKHFでのUncle Georgeとの写真を皆に見せるPoli。この年は2位を受賞した。Uncle George(師匠)の前で受賞したことが一番嬉しかった事。
その時の2位のトロフィー(楯)を見せる。
新聞記者も取材に。
応援組も今年は5人!!
壮行会の始まる前にJTBと道中の手配最終確認。
出場者達はOhana達の大きな愛に囲まれ、とても幸せそうに見えました。
Ohanaの皆さんの大きなサポートに心より感謝致します。
最後のHawaii Alohaで、今回の遠征チームが“いよいよハワイに向う”のだと思い、もうひとふんばり練習してくれるだろうと願いをかけて彼らにOliをおくりました。
“Imua, E ō Kalākaua.”
I Luna na maka, i lalo na kuli.
(Eyes up, knees down.)
Pray.
Ekko Ma'ema'ekapuaokahala Ota