今、Halau Hula Kalakauaではハワイアンキルトのワークショップが行われています。
ハワイアンキルトとは、ハワイ独特の自然素材をモチーフとした、上下左右斜めに対照的なパターンや、波紋のようなキルティングラインが特徴のパッチワークの一種です。
そこで、これから数回にわたり、ハワイアンキルトにまつわる思い出話を紹介いたします。
Kumu Ekkoからお話を伺いました。
私たちのハラウでハワイアンキルトのワークショップが行われるようになったのは、2007年にUncle George Na'ope師が病床に伏していたので、“早く元気になるように”との祈願を込めて、皆でハワイアンキルトのベッドカバーを制作することがきっかけでした。
アンクルの回復を祈って、千人針の様に、Keikiクラスの子供達も含めた全てのHaumanaが必ず一針は心を込めて縫って制作しました。
ハワイのお花のモチーフをそれぞれのクラスで担当して持ち寄り、それを一つの大きなキルトにしてベッドカバーを作り上げました。
そして翌年2008年の3月、私とPoliの二人でこのキルトを携え、ハワイ島ヒロにアンクルをお見舞いに行きました。訪ねた時はカウチに横になっていたアンクルでしたが、私とPoliが訪ね、次に養子のPiliちゃんが来て、さらにクム・マイケル・デラクルーズと弟のクム・ジェイムス・デラクルーズの二人がお見舞いに駆け付けてきて、どんどん元気になっていきました。
アンクルの誕生日は2月25日なので、ちょっと遅れたバースディプレゼントにもなりました。
プレゼントのハワイアンキルトを広げて、皆で記念写真。
マイケルとジェイムスがアンクルの大好きな「Ho'onanea」を演奏したので、私が踊り、アンクルはそれを横になって眺めています。
たった一日でこんなに元気に!
最初は赤いキルトがかかっていたアンクルのベッド。(※上の左の写真→憧れのコアの木のベッド!)
天蓋には最初は赤い花が飾られていたのですが(※上の右の写真)、私たちから紫色のベッドカバーが贈られると、すぐに紫の花に変わりました。
カラーコーディネイトが大好きで、とってもお洒落なアンクルです☆(…とはいえ、身体が思うように動かないアンクルは口だけ動かして指揮をして、私たちがこのインテリアコーディネイトをしたのでした!)
(つづく)