2017年9月14日(木)
大会初日の昨日は、午後5時よりプログラムが始まった。
まずはRoyal Court Procession(皇室行列)。
私とPoliは今回で13回目のHo'okupuをするためのChanterとして参加することになっていて、オープニングから忙しかった。居並ぶ王家の方達を前に、ChantをしてからHo'okupu(貢物)をするのだが、Royal Courtの中にChanterも並んでいて、我々のChantに対して返答を下さるのが嬉しくって、それを聞きたいがために毎回参加しているのだ。
さてその後は男性ソロと女性ソロの部に続いて、Ho'olaule'a(前夜祭)が行われ、盛りあがって夜10時30分頃に終了。さあ、いよいよ明日は我々の出場する団体部門だ!! 皆を早々に寝かせるべく散会!! 明日も早いわよ!!
今朝は午前7時30分より、会場ステージ上にて本番さながらのリハーサルを行う。前後に予約していたチームがあらわれず、我々はたっぷりとリハーサルをする事ができた。
Lucky!!
我々を10年以上撮り続けてきたカメラマンのRobert氏。
この2年お会いする事がなく、淋しく思っていたら今年は相変わらずのダンディな姿を見せて下さった。弟子のLitoに指示し、我々を見守りながらシャッターをきらせていた。90歳になられたという。お若い!!
Poli、ユフコさん、チョージさんが朝のコーヒータイム。
忙しい中にも、こういう時間は必要ですね。
大会期間中は、様々な工芸品を売るCraft Fairのお店が軒をつらねる。
我々が賞を取らないのはおかしいと、大会側にかわって、素晴らしいPahuやPu-niuを下さったMr.Vにごあいさつにうかがったら、またまたすごい値段のするIPu-hekeを下さった。もう、どうしましょう。
Mahalo nō e Uncle V!
さぁ~私はぐずぐずしていられなかった。昨日最終確認をしたはずのLei Makerの所に皆の今日使うLeiを受け取りに行って驚いた!!
Maileは今にも切れそうなもの。それにMokihanaに見立てて使用するはずのSea GrapeのLeiが、あまりにお粗末なものだった。
“約束とちがうじゃない?”と言ったら返答は、“主人が死んで、そのあと私は事故にあってケガをして病院に入院。やっと退院したばかりとおっしゃる”。
Leiの注文には関係のない言葉だけをくり返したかと思ったら、法外な値段を請求され、爆発しそうな心をおさえ、“高すぎるし、予算は伝えたはず。もう二度とあなたに注文はしないわ”と言ったら、カードでなく現金で払うなら$200(約2万円余)安くするという。
持っていたサイフをひっくり返して現金で払い、いそいでその場を離れた。あまりの憤りに途中Craft fairで“Niihau shell”を売っている友人にその旨を話すと、彼はアイスボックスから山のように糸のついたSea Grapeを取り出して、私に渡した。きっと会場でLeiを作って、売る予定のものだったはず!!
私が“Randy、いくら払えばいい?”と聞くと、“いらないよ。持っていって!!”とタダでくれたのであった。何度も礼を言い、ハグをして、少~し心が軽くなり、皆が待機している部屋へと急いだ。RandyからもらったSea Grapeを足したら、すごく豪華なLeiに仕上った。切れそうなMaileもPoliと私の分を使用して何とか踊っている最中に、切れて落ちないようにした。そのかわり私達二人はMaileをせずSea GrapeのLeiだけとなった。
このように私を見捨てる人あらば、Randyのように助けてくれる人もあらわれるから不思議だ。これもUncle georgeの御加護だと思う。Randy、そしてUncleに感謝!!
準備完了!!
MaileとSea GrapeのLei
後姿も確認、いいね!!
Kokoはこんな具合に仕上げました
バックヤードに入ったら友人のMadelyn(毎回、Welcome Leiで我々を迎えてくれる)も、きれいに着飾っていた。彼女はKumu Aloha VictorのHālauで出場。
出場時、私とPoliはSean、Aaronと共にステージ下のMusician Boxにいて演奏しているので写真は一切ありません。
私はUkuleleを弾きながら、皆の楽しそうに踊る姿に感激していました!! 皆、よくやった!!
緊張の出番を終えて、やっと会場にすわり、他のチームのHulaを楽しみ、IntermissonではPoliがMr.Vと踊るのを見て大笑いし…
皆の踊るのを見て楽しんだ。
Kekai、Poli、タカコさんも楽しそう!!
その後、Kumu Hulaのダンスの後、入賞者の発表!!
残念!! 今年も入賞ならず!! でも皆、素敵だったよ。とても誇らしい上品な踊りをしていました。感謝!!
(後談だが、次の日大会役員のKellyが遠くから来た我々を気づかって、ジャッジペーパーを渡してくれた。5人いたジャッジの1人が何と満点をくれていたので、近いうちに必ず入賞の域まで達することを確信したのであった。)
8カ月程の練習を重ねて、この日に臨んだのに、あっという間に大会もフィナーレとなった。皆で“Hawaii Aloha”。
部屋に戻り、タカコさんとKekaiが用意してくれたSubwayのサンドイッチを食べながら、Ho'oponoponoをしたが、出場者達はだれ1人涙を流さなかったが、応援をしていたKekaiとタカコさんは大泣きをしたといった。それを聞いただけで出場者全員が“もっとがんばる”と心をあらたに、そして元気に言いはなったのを聞いて、私は嬉しくなるのであった。
Hawaiiに来てもタカコさんは、魔法を使って私のためにCrown flower(Pua Kalaunu)のLeiを作って下さるのだった。幸せ!! タカコさんの愛はハートシェイプ。
KamomiがSheratonの庭に咲いていたというSea Grapeをつんで見せてくれた。本当にぶどうの房のようだネ!!
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Ke Kai malino o Kona.
The calm sea of Kona.
(Refers to Kona, Hawai'i)
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※来週号からは大会終わって、Kilaueaまで旅をしますよ。お楽しみに!! ホッ!!