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5.29.2013

Kalakaua裏話 ②

Aloha!
先週に引き続き「Kalakaua裏話シリーズ」第二弾を紹介いたします。
今回のお話は、1998年の出来事です。

(以下、Kumu Ekko談)
『1997年にHalauを設立してから、いろいろなイベントから出演依頼をいただくようになりました。
1998年、本島南部にて「城祭(ぐすくまつり)」に出演した時のことです。
城祭のリハーサルの様子
当時はまだHalauがスタートしたばかりだったので、沖縄の生徒は少なかったのですが、ハワイから沖縄に来ていたHula経験者の方々がヘルプしてくれたお蔭で、ショーをこなすことができました。
チャーリー

ステファニー

ドーレイとPoli
ドーレイのお父さんはミュージシャンで(※彼女の名前はドレミの意味でDoray)、Kalakauaのバンドを作ってくれて演奏してくれていました。ハワイへ帰国後しばらく会えなかったのですが、3年前のWorld Invitational Hula Festivalのステージ裏でドーレイから声をかけてもらい、久しぶりの再会に喜びまくりました!ドーレイはUncle Georgeの流派を引き継ぐKumu Hulaのアル バカーシーのHalauにいたのです。お子様もいて、素敵なお母様になっていました。

さて、城祭へと話を戻しますと、
本番は夕方で、ステージ前にはゴザが敷かれ、そこに部落のお客様が座っていらっしゃいました。
ところが、私たちのショーが始まったと同時に、後ろの方でパイプ椅子に座っていたおばあ(=沖縄のおばあちゃん)が椅子を持ってステージの真ん前に来て座り込んだのです。
他の方は「おばあ、るちなれー!(=どいて!)みーらんしがー!(=見えないよ!)」とブーイング。
でもおばあはしかとして動かない。振り向いて一回手を払っただけ。
皆は「おばあよー。」と言いながら諦めて、おばあから離れてステージの見えるところで鑑賞を始めました。
そんなこんなで、無事に部落の人達の温かい拍手に包まれてショーを終えることができました。
最後に私が挨拶をしている時に、そのおばあが椅子から立ち上がって「ぬちぐすいやさー!(=“ぬちぐすい”は“命の薬”→「生き返ったよ~!」の意味)」と一言。
その言葉に部落の人達は大爆笑!
夏の夜の楽しい出来事でした。
おばあの発言にびっくりして、言葉を失うKumu Ekko
後でおばあのところへ握手をしに行ったら、実はPoliのふんどし姿にくぎづけで、Poliに恋してしまったのだとおっしゃっていました。(笑)』

以上、15年前の打ち明け話でした。
皆様もぬちぐすいな日々を~☆**
Mahalo!