April Fool !
2015年4月1日（水）
1年に1度、大っぴらにウソがつける日。
1年にたった1日のこの日が楽しみで仕方がない私だが、ありとあらゆるウソをつき続けた私に回りの人達は警戒線をはり、だれもこの日になると私を避けるのだ。まるで狼少年扱い!!
Musicianでベースを担当しているJoeは幼なじみだから、これまでに何回だましたかな？
彼にはよくこんなウソをついた。
「ネェ～Joe、今夜パパはステーキ食べにつれてってくれるっていうけど、一緒に行く？ただし、ゾーリじゃなく、ちゃ～んと靴はいておしゃれしてきてよ。」
Joe「イェ～イ、ヤッター、もちろんOK。じゃ7時までにはそっちんちへ行くね～。（ルンルンって声も聞こえてきそう）」
夜7時ちょっと前、ピンポーン、玄関のチャイムが鳴る。
ドアを開けると、学校のローファーをピカピカに磨き上げて、黒の長ズボンにパリッとのりのきいたカッターシャツのJoeがにこやかに立っていた。
で、私の格好を見て、「ま…またもやウソ！これってエイプリルフール、ちくしょう!!」（私の格好はというと、黒の伸びきったタンクトップにジーンズをチョンきっただけの古～い短パンにぐしゃぐしゃの頭、首からエイプリルフールでしたと看板をぶら下げたら、もっと良かったのにと今、後悔中！）とわめきながらも、また次の年に私にまんまとだまされてしまうのでした。
HālauではHaumanaも私の格好のターゲットだった。
エイプリルフールの朝は忙しい。何軒かのHaumanaにこう電話するため。
「ねぇ～今、Uncle Georgeから電話がきて、ハワイで何だか大きなパーティーがあって、私以外にも何人かHaumanaを招待したいんだって!! もちろんヒコーキ代もUncleが出してくれるっていうんだけど、パスポート持ってたっけ？あ～持ってるの、そしたら急いでHālauにパスポート持って来てくれる？チケットの手配を早急にしないといけないんで。」
一時間位したら、集ってきたよ。皆パスポート持ってルンルンで!!
（今でも皆にこの話をされる。そして皆「もうKumuよ～」って言う。へへへ…）
そういうわけで最近は“私ウソがつけません”。
つまんないからおもしろい絵を紹介しよう。
発想はウソ→だます→トリック ということで、トリックアート。
World Invitational Hula Festivalのプログラムブックの表紙を描いているのが、大会委員長パウリィージニングスさんの娘さんでArtistのLeohone。
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| Kumu Ekkoのお宅のLeohoneの絵（奥の4枚） |
今年は今までのウソの代わりに楽しんで!!
Happy April Fool !
① 2002年 “He Noho Kou I Ko'u Wa'a”
（あなたは私のカヌーに座っている）
荒れ狂う海に漂うカヌーの上には希望もなく疲れきった漁師の姿、彼の背中には「無事に家に帰り着くことが出来るのだろうか」という不安が見える。でも彼の前後には彼を家路へと導くため懸命にパドルをこぐ守護霊達がいる。
この絵は私にこう語りかける。“何事があっても失望せず、挫折せず、前向きにいこう!! あなたのAngel達が手をさしのべて、きっと良い方向へつれていってくれるから”
② 2004年 “Kou Aka I Kai 'Ūpono”
（あなたの想いが波の中から聞こえてくる）
Haumanaが夜の海に向かって、今は亡きKumuに想いをはせChantを捧げている。彼女はこう言っている。「もう一度あなたから学びたい、あなたの声が聞きたい。どうぞ知恵をさずけて!! 私に語りかけて!!」
彼女は気づいていないが、彼女のKumuは寄り添うように立って、彼女に何かを与えているよう。
トーチの火は伝統の火の象徴、その火を絶やさないよう努力を続ける彼女をKumuはしっかり見守っている。
（私のそばにいつでもUncle Georgeがいるというイメージをもてたのがこの絵を見てから!! もう1度Uncleに会いたい！）
③ 2007年 “Kanikapila”→“Kani Ka Pila”
（Play Music）
皆で集って演奏することをカニカピラという。この絵は夜の海で一人焚き火をしながらウクレレを弾く若者。
彼は気づいていないけど、彼のご先祖様やKumu、友人達のゴーストが笑いながら一緒に演奏している。
何人のゴーストがいると思う？
④ 2008年 “E Ho'i Mai Ka 'Āina”
（自らの土地に戻ろう）
カラカウア王とカピオラニ女王の養子として育てられたクヒオ王子は養父母の熱い想い、ハワイアンの土地、そして文化を守る事業に尽力した。ハワイアンのハワイアンとしての生活する場、タロイモを植え、それをポイにして主食とし、労働していける場を確保したのであった。
（先祖の霊があたたかく見守っている）
⑤ 2009年 “Ho'oulu a Ho'ōla Lahui”
（増やそう、そして血筋（ハワイアンの）を保護しよう）
1830～1850年代、欧米人が持ちこんだ病が流行し、免疫のなかった多くのハワイアンが亡くなった。30年代には30万人いたといわれる人口が、わずか20年で7～8万人に減少した。それを少しでもくいとめるべく、カラカウア王の妻、カピオラニ女王はKapi'olani Medical Center for Women and Childrenという病院を建て、ハワイアンの血筋を絶やさず増やすことに尽力した。イオラニ宮殿の前で現代のママ達と子供達が遊んでいる。
その傍らにたたずむカピオラニ女王はその様子をやさしく見守っている。
そばの2本のインディアンバニアンツリーは女王が植えたもの。
⑥ 2010年 “Ke 'Ano'ano O Ke 'Ānuenue”
（虹の種）
ダイヤモンドヘッドをバックにワイキキビーチでカヌーを楽しむ親子。その傍らではご先祖のゴースト達も負けじとカヌーをこぐ。
彼等から虹が発している。虹の種はご先祖様なのだ。
⑦ 2011年 “Mai Poina 'oe Ia'u”
（私を忘れないで！）
ハワイ王国最後の女王、リリウオカラニのポートレートから手が伸び、前にあるバラをつかんでいる。Her Pua（彼女の花＝her people（国民））。
Puaは国民の事。いつまでも見守っているから、私の意志を忘れないでネ、と訴えかけているよう。
⑧ 2012年 “Ka Ho'oilina Mō'ī”
（The Crown Princess）
ハワイ島のWaimea ParadeでのPā'ū Riderが二人、美しく着飾って行進している手前に、最後までハワイ王国存続のために勇敢に戦ったカイウラニ王女の姿がある。馬の背にまたがり、オアフ島のシンボルであるイリマの花の冠をかぶり、イリマのレイをつけた、りりしい姿。
後ろにはハワイ国旗を掲げる従者のゴーストも見える。
23才の若さで亡くなった、美しき若き姫君はどことなく淋しげだ。
とっとーと！
2015年4月2日（木）
Ka Papa Hinanoにて①
福岡にお里帰りをしていたイズミさんが「とっとーと」という名前のお菓子（スウィートポテト和菓子版）を土産に持ってきた。
そのおいしい「とっとーと」をほおばりながら、その「とっとーと」という意味を尋ねると、イズミさんに代わって答えてくれたのが同じく福岡出身のチハルさん。「トラレテイル」という意味だという。
それでも「え～意味わかんな～い」というと、チハルさんはこう説明してくれた。
たとえば映画館やコンサート会場で空いている席を見つけて、その席の近くにいる人に「とっとーと？（この席空いていますか？だれかに取られてますか？）」
すると聞かれた人は「とっとーと（ハイ取られていますよ）」答えるのだそう。
「とっとーと」を言葉尻上げて言うか下げて言うかで会話が出来るのである。超エコな会話。いいね～おもしろい。
沖縄では「とっとーと」ににた言葉で「とーと～」という言葉がある。
コーヒーにミルクを注いでくれている人が「とーと～して！（どの位の量か言って）」といってミルクを注ぐ。
すると相手は「とーと～（その位でいいよ）」と言う。
沖縄の場合は、ハワイ語同様、質問する場合も言葉尻りあがらない。
同じ「とーと～」である。ヤァーおもしろい。
続いてマキコさんが超エコ会話の見本を話してくれた。
「ダー！（どれみせてごらん？）」
「ウリー！（ホラごらん）」
もう、こうなると宇宙人になったみたいだよね。
超エコ会話福岡版 A:「とっとーと？」 この席空いてますか？
B:「とっとーと」 イエ、取られてます。
超エコ会話沖縄版 A:「ダー？」 みせて？
B:「ウリー」 ホラ！
Ka Papa Hinanoにて②
N.タズコさんがお誕生日だといって、皆に祝ってもらうためいろんなチーズケーキを持ってきた。
子供達は全員、県外に進学し、ご主人も今日は出張で留守。だ～れもお誕生日を祝ってくれないので、クラスでお祝いしてもらおうと思ってケーキを買ってきたのだという。
Poliのウクレレにあわせて、皆で“Hau'oli la hanau e Tazuko”を歌ってお祝いした。
お菓子の妖精さんは皆にいろ～んな味のチーズケーキをふるまってくれたのでした。
ありがとう、そしておめでとう!! タズコさん!!
(皆、お誕生日にはタズコさんのようにケーキ持参してネ。ジョーダンだよ～ん。（笑））
上を向いて歩こう!!
私は空が大好き、で、いつも上ばっかり見て歩くからこける。でも空が好き。そして雲が好き。
おもしろい2ショットを見て!!
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| ①アジの骨のような雲 |
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| ②近々openするAEONの上に一直線のひこうき雲。 |
ねぇ～、上を向いて歩いてこらん。毎日いろんな雲を見れるよ！
マウイ土産 !!
ハワイのKupuna Hula Festivalへ2年連続応援ツアーに参加してくれたミユキさん、なんと今回は御主人の出張に同行してMaui島へ行ってきたのでした。
おみやげにパイナップル型のおいし～いクッキーを持ってきて、土産話はこれから少しずつ聞けそうです。
Kukuipukaにも行ってきたということで、超タノシミ～。
お帰りなさい、ミユキさん！（いいなぁ～、3年連チャンでハワイだなぁ～んて!!）
Ekko Ma'ema'ekapuaokahala Ota
