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4.24.2015

Nū Hou Hālau 【Ipu Making】



2015年4月19日(日)

2年ぶりの待ちにまったIpu-Makingの日。

(一昨年はIpuの不作で、Ipuが手に入らなかった。昨年のKupuna Hula FestivalでやっとIpuを入手し、Hālau宛てに郵送したのだった。)

(※2年前のブログ記事“Ipu Making Workshop”にて、前回のIpu-Makingの模様が紹介されています。)

あいにく朝から小雨がしとしと。(今までに雨のIpu Makingはなかったが、久々の事なので、今日の雨はBlessingの雨、禊ぎの雨と考えたら、何てことはない!! Positiveに考えよう!)

午前9時には13人のIpuを作るHaumānaとKokua(ヘルプ)してくれるPaepaeのMokihanaとトミコさん、Alaka'iのPoliがHālauに集合。

まずは今日無事に物事が進みますよう“I Mua”のOli、そしてIpu選びから始まった。



“どのIpuが自分を呼んでいるのか、心に従ってIpuを選んで”と「いうと、皆、真剣にIpuを見つめていた。
私が一人ひとりの名前を呼び、呼ばれた人は“自分を呼んでいるIpu”を手に取る。(不思議なことに、その人にぴったりのIpuを取るのだ。)




かびや汚れのついた原型のままのIpu(中にはまだへその緒のついているのもある)をポリ袋にいれ、5台の車に分乗し、連なって近隣のビーチへ出発。


雨のせいで、日曜だというのに、そのビーチにはだぁ~れもいない。私達だけのプライベートビーチになった。




レインコートを着たり、傘をさしてのIpu洗い。
PaepaeのMokihanaとトミコさんは傘さし係でがんばっていた。
皆、もくもくと水打ち際でIpuを磨く。




Ipuが磨きあがったら、可愛いバースマーク(Ipiが持っている模様、黄色人種に見られる蒙古斑のようなもの)等が浮き出てきて、皆の顔がワクワクしてくるのが見てとれる。
“皆、自分のIpuが一番だ。”と思っている声まで聞こえてくるようだ。





“E Ala e”のOliで、ごあいさつしたビーチを後にし、Hālauへ戻り、次なるステップに進む。

私とPoliの二人がのこぎりで皆のIpuの上部(中身をとり出せるよう)を切る。
このあたりでIpuはいよいよ楽器らしくなる。



それから中身をほじくる作業に入るのだが、そこで“Ipu作りの大いなる助っ人のNiho”がタイミングよく登場。(助手に姫君のKapuaとNicをひきつれて)


Nihoの登場に皆から喊声があがる。
毎回、Ipuの中身を超スピーディーにほじくる事の出来る道具を発明して皆を驚かせるのだが、今回も何と“ほこりまいあがら~ず”なる道具を運んできたのだった。これを考えるため昨日は一睡もしなかったとか…。



これはIpuの中身をほじくる際に、すごい木屑がまいあがるのを防ぐために、段ボールの上部に透明プラスチックのふたをつけ、作業が見えるようにし、横側に穴をあけ、そこから手をいれ、彼発明のIpu専用ドリルであっという間に(ほこりはその段ボールの底にたまるようになっているから、まいあがら~ずなのだ)Ipuの中身がとれる。しかも、厚く重たいIpuも、薄く軽くすることが出来るのだ。すごいよね、Nihoって!!
本来は歯医者さんだから、ドリルはお手のものでしょうけれど、アイデアはどこから湧き出てくるのでしょうかね~。前のHālauの壁もNihoのアイデアで私でも片手で開けたり閉めたり出来るのを作ってくれました。車の部品を使って…。
とにかく発明家のNiho(歯医者さんだからニホ=歯なのだ。)皆、彼の病院に行ったら、きっとおもしろい発明がいっぱいあるかも。
ちなみに発明家Nihoの病院は、ミヤクニ歯科(沖縄市:938-0016)。




さて、Nihoのスーパーマシ~ンで、あっという間に皆のIpuが楽器に変身!!
もうこのあたりで皆、自分のIpuをポンポン叩き始めました。

時計が12時を回ったので、Hot Dog Time!!
今日の私はHot Dog屋さんに変身!! 
大好評で皆“おかわり”で2個は楽勝。だれかさんとだれかさんは3個以上食べてましたネ。
コールスローも大好評で完売。あっという間に店じまいでした。


満腹になったら最後の仕上げ、取っ手の穴をあけ、ひもをつけ、Kukui oilで磨いたら、つやつやのきれいなIpuの出来上がり。

最後にIpuに魂を与えるべく、それそれがIpuの口から中にOliを込めて終了。

朝の9時から1時までの4時間がかりのIpu-Makingが無事終了。最後のおそうじまで皆がんばってくれました。ありがとう。


13人のIpuを作ったHaumāna、楽しかったですか?
PaepaeのMokihana、トミコさん、最後までお手伝いありがとう。
Niho、Kapuamele、毎年この日のためにいろいろ考えて下さり、お手伝い下さり感謝です。
ちいちゃなNicは走り回って、皆に“幸せ”をふりまいていました。
Mahalo a nui loa !
Kumu EKKO me ke Alaka'i Poli


He ipu kā'eo. 
(A full Calabash) 
A knowledgeable person.