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5.30.2014

Hawai'i No E Ka 'Oi、Hālau内留学、Ahakuka、そしてHawaiian Nameについて

今回は、前回のBlog記事“Pā'ū Ceremoney”に引き続き、今年3月にあった出来事をKumu Ekkoの言葉で紹介いたします。

"Hawai'i No E Ka 'Oi"

2014年3月3日(月)。
今日は2003年3月3日(月)にスタートしたラジオ番組“Hawai'i No E Ka 'Oi”(浦添コミュニティラジオFM21で私とPoliがパーソナリティーを務めるハワイアンミュージック番組。タイトルの意味は“ハワイ島が一番”。このタイトルは私の師匠 Uncle George Na'ope氏のおじい様 Harry Na'ope氏が作詞・作曲した“Hawai'i No E Ka 'Oi”の歌のタイトルをそのまま使わせていただいた。もちろん Uncle George Na'ope氏の承諾をいただいて使用。Uncleが来沖した際には電話で出演していただいた。Uncleもおじい様もハワイ島で生まれ育って、ハワイ島に誇りを持っていた。そして私もハワイ島が大好きだ。という理由でこのタイトルにした。)が、ちょうど11年目にあたる日であった。
8時justにPoliの電話で起こされ、身支度をして局に向かうのだが、いつもなぜだか時間ギリギリでスタジオ入りする(私の家には“時間泥棒”がいるんだと思う)ので、11年前は担当スタッフがイライラ、ソワソワと心配してくれたが、最近はテーマソングをCD1にセットして、あとは放置してくれるようになった!!(アハッ!これって良いことなのかな??)Poliもまったく私とそっくりで同じくギリギリにスタジオ入りする。でもどちらかが必ず時間通りに放送するから一度だって放送事故をおこしたことはない。(え~自慢するなって!!そうなんです。リスナーの中にはOhanaが多くって“いつも間に合っているかどうか心配なんですよ”と言われています。ごめんなさ~い!!)
ってなわけで、大あわてでスタジオに入ったら、なんとOhanaがお花(レイ)を持って待っていたので超ビックリ!!“11年目おめでとう”と皆してサプライズでかけつけてくれました。本当にびっくり。でも嬉しかった!!
で、その日は皆に出演してもらって11年目の番組をおおいに盛り上げてもらいました。皆、ありがとう!!(バーニーは組み取り踊りの仮装でかけつけていたよ!!(笑))

左からみゆきさん、バーニー、智子さん、登美子さん、ちはるさん
※ラジオ番組"Hawai'i No E Ka 'Oi"は、毎週月曜のAM10:00~10:50に、周波数76.8MHzで発信しています。
   http://www.fm21.net
※ラジオの電波が届かないところでもサイマルラジオというインターネット配信を通じて放送を聴くことができます。
   http://www.simulradio.jp

“Hālau内留学”

Hālau Hula Kalākauaでは、1年に1度、ハラウ内留学という制度があります。
これは普段見ることの出来ない先輩方(8年以上)のクラスや大会向けのクラスにいずれか1回だけ留学出来るというもの。
今年は3月の1ヵ月間がその“ハラウ内留学”の月間でした。
“Pikake”(Kupunaクラスで長い人は17年、短い人でも10年以上というクラス)、そして“Maile”(Wahineクラスでハラウ歴はもちろんの事、ハワイの大会へ平均3回以上出場しているクラス)、そしてKupuna SP(ハワイ大会を目指すクラス)、Wahine SP(ハワイ大会Wahine部門を目指すクラス)の4つのクラスが対象で、68名がチャレンジしました。
留学後はレポート提出が原則なだけで、自分のクラス以外にもうひとつ先輩達と勉強することの出来るこの制度は、皆のフラに対する意欲を大いにかきたてたようです。
今年、時間の都合で参加できなかった方も、是非来年はこの制度にチャレンジしてみてください。


"Ahakuka"

2014年3月29日(土)PM7:00~。
Hālau Hula Kalākauaの年中行事の一つ、Ahakuka(学習会)が行われました。
学習会といってもかたい内容ではなく、Hālauのルールやマナー、そしてHulaのことについて学んだり、いろんなジャンルからゲストをお呼びして講話していただいたり、Haumana同士の意見交換をしたりして、Haumana(=Ohana=家族)が心をひとつに出来、さらに知識が増える事を目的としています。
今年も盛りだくさんの内容で、たくさんのHaumanaの参加で、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。
最初にお清めのためのお塩が皆に配られます。

まずAlaka'iのPoliから「HālauはHulaを学ぶ場所。商売、宗教や政治の勧誘をしてはいけない」等の基本的なルールの説明や、毎年大笑いのAloha Kissのマナーを実演してもらい、Paepaeからは“スメハラ=におい公害”の話。
かつて日本人は外国人に比べ体臭が少ないといわれていたが、最近は食の変化、生活習慣の変化等でワキガ等の体臭を持つ人が少なくない気がする。そこでHaumana同士でハグしたり、Alaha Kissをしたりする際の体臭や口臭にもっと気をつけよう、デオドラント(消臭)に積極的に!! という話に皆、真剣に聞き入っていました。お稽古の際に汗をかいたらウェットティッシュで体をふき、着がえ、まわりに不快感を与えないよう、皆してデオドラントマナーの意識を高めようというものでした。
Aloha Kissのマナーを実演。
パウスカートのデザインの変遷のお話も。

続いて、NihoことDr.Miyaguni氏をゲストに迎え“歯の衛生”の講話。
「え~!虫歯が原因で命をおとすこともあるの!!」と皆、講師の話に驚愕、あらためて健康を保つためにも歯のお手入れの大切さに気づかされました。
Dr.Miyaguni氏、貴重なお時間をさいていらして下さって、感謝致しております。
“皆、3ヵ月に1度は歯の健診をしよう!”
Nihoこと、Dr.Miyaguni氏

また、Ho'okahiのキーボードを担当しているMaoちゃん(実はHaumanaでもある。その時は美登利さん。)が、ミュージシャンとしてのハワイアンの楽しさと難しさを語ってくれました。
Maoちゃんこと、美登利さん

そして、Haumanaのあかねさんの“病と闘いながら仕事し、三人の子育てをし、しかもHulaを続けてきた話”に皆感動し、そして涙し、今なお努力を続けている彼女に皆から“がんばれ”の激励の大きな拍手が湧き起こり鳴りやみませんでした。
あかねさんがHālauの門をたたいたのが2001年。私は13年間、彼女を見続けている。独身で入門し、一緒にオアフ島Waikiki ShellへWorld Invitational Hula Festivalに出場するための旅行をし、結婚して続々と出産。“Ulu”“Makana”“Koho”と皆ハワイ語で命名していることからみても、彼女のHula好きがうかがえる。(今、彼女の2番目の子“Makana”もHālauでHulaを学んでいる。)
そして“病”。科学療法で腰下まであった長~い黒髪を失ってもHālauに通い続け、時にはお茶目に“金髪のかつら”をかぶってきたり、寡黙な彼女だけにその姿が痛々しく(皆、隠れて泣いていたよ!!)さらにその大変な時期に彼女は黒髪の長いかつらをかぶりHō'ikeに出演した。(会場の一番前にご主人と長男のUlu君がMamaを応援する姿に、そして辛いだろうに笑顔で舞台に立つ彼女の後姿に私は心の中で叫んでいた。“がんばれ!!”)
そして今、引き続き治療中だが、その自らの経験をナースという仕事でも同じ病のカウンセラーとして活かし、良い奥様で3人の子育てをしながら、Hulaを続けている。彼女の人生の3分の1を見させていただいていて、ポジティブな彼女には脱帽である。これからも見守っていくからね。
あかねさん!! Imua!!
あかねさん

“Hawaiian Name”

Ahakukaの最後は、私から“Hawaiian Name”のサプライズ。
今年は一人、Maile classの和美に“Keola”の名を証書に手書きして手渡した。
彼女のクラスメイトには事前に“Ahakukaで和美にHawaiian Nameをあげる事にした”と伝えておいた。案の定、その夜は皆Leiを隠して持ってきていた。(心優しき彼女たちは心底クラスメイトのことを喜んでくれる。そういう彼女達を私は誇らしく思う。)

Hawaiian Nameは、長年HālauにいるからとかHulaが上手だからとかで必ずもらえるものではない。私の心の中にフーッとその名前が浮かんでくるから不思議。
1999年、第1回King Kamehameha Hula Competition Japan(沖縄のコンベンションセンターで行われ、我々も出場)での事。日本のとある先生が私のHaumana(私がその人にHawaiian Nameをあげていた)に、こう質問したそうです。
「○○ちゃん、そのHawaiian Nameをもらった時、いくら支払ったの?」
すると彼女はこう答えたそうです。
「お金を払うぐらいだったら、この名前返しています」と。
彼女は大会後、得意気に私にこの話をしてくれた。

私は質問した先生の真意はいかなるものかと理解しがたく、又それと同時に「お金を払うぐらいだったら返してます」と答えた彼女に失望させられた。
心を込めプレゼントしたHawaiian Nameに、彼女はそのくらいの気持ちしか持っていなかったのだと知りがっかり。(でも彼女はしばらくしてハラウをやめてしまったけど…。それに私に内緒でハワイ島へ行き、Uncle GeorgeからHulaを習おうとしたらしい。Uncleから電話で「○○が来ているらしいが、お前がよこしたのか?」という確認の電話でそれを知り、びっくりした。こういう事は何度かあったが、その度Uncleは確認の電話をくれるし、私が依頼しない限りそういう人と会うことはしないし、教えることも無論しない。)

Hawaiian Nameは決してお金で売り買いするものではない。心から心へだ。

和美はHawaiian Nameのサプライズを心から喜び、そして涙を流してくれた。
“Keola”の喜びの涙がお金よりも価値があると私は思っている。
“Keola”その意味は“命、生命、人生”
和美、大切にしてね!! この名前!!



Ekko Ma'ema'ekapuaokahala Ota




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